コレは以前にも書いたかもなんですが、改めて言いたい。学校教育法にも教員は研究・研鑽を義務とされているので、まあ仕方ないか・・・と思わざるを得ないものでもあるのですが、各校(自治体によっては違うかもだけど)にはメインとする研究対象の教科が設定されていて、全学年で研究授業を実施します。

 コレが大変なんだぁ・・・。

 指導案作りを学年で分担して作成し、事前に本番を想定した事前授業を別のクラスを使って行い、その間は自分たちのクラスは自習。そして事前授業をブラッシュアップして改めて事前授業。そうして本番を役職付きの教員や全教員、外部講師が参観して、地獄の事後研究会(ダメ出し会とも言う)。外部講師の方が温和かどうかでツッコミの仕方が変わってくるので、精神的ダメージも変わってくる。

 その後も事後研究会の中で言われたことをもとに、改めてブラッシュアップ✖️2をした授業を別クラスで行う。全学年でこれをやるから、自習の時間もけっこう出てきます。

 また、経験年数に応じて行う研究授業もあります。これは一人で作るのですが、外部講師も呼ぶのでしんどい。

 一度、ブチ切れたことがあるのですが、ある年、研究授業をしなくてはならないと決められていて、年度始めに、ある程度何の教科のどの単元をやるのか決めておきます。どっちみち研究授業をしなくてはならないので、学年で取り組む研究授業も肩代わりします。

 しかし、同じ経験年数だった方がそちらを担当するはずだったところ、1ヶ月もせずに諸事情で休職(しかも予期できていたこと)に入ってしまい、なぜか私に+一本ということになってしまって、しかも苦手な分野。話し合いが苦手な私は、学年であーだのこーだのと授業やら指導案やらに突っ込まれて、「じゃあ私じゃない人がやればいいじゃないですか! もともと一本って決まっていたんですよ!? そんなに言うなら違う人が担当すればいい!!」とキレました。泣きながら。

 昔っからこういう貧乏くじを引かされることが多くて、若い頃は内心では色々思いつつも引き受けてきましたが、そのせいで過労からの適応障害となってしまったので、そんな状態であーだのこーだのとツッコミばかりでフォローがないのに、良い歳してついにキレたという経緯。(ちなみに翌年に復帰した安請け合い逃げ人はちゃんと謝ってくれなかった。おかしいだろ。)

 研究・研鑽が必要とはいえ、もうちょっと自習時間を減らせるようにするとか、軽い感じでできるようになったらとか思います。コレやら何やらがあるせいで、普段の授業が疎かになるのもおかしな話ですよね。