うちのサイベリアンアオちゃんとラグドールシロちゃんは仲良しこよしで、血の繋がった兄弟でもないのに寝姿がいつもシンクロしています。
この2匹、結構荒っぽい気質もあって、プロレスや追いかけっこでドタバタしだすことが日々の日課なのです。
それは運動不足解消のために大切だと思いましたが、たまに被害を被る私たち夫婦・・・そして、先日の連休で、のんびりソファで「今日は一日引きこもりだ〜。」と昼寝していると、唐突に襲いくる激痛。
おそらくはシロちゃん(アオちゃんは賢いので、暴れている最中もちゃんと理性的に行動する。大嫌いなブラッシングをしている時に保定しているのが夫だと血が出るほど噛みつき引っ掻くけど、私だったら噛みついても甘噛みで血を出させてくることはない。)だと思うんですけど、私の顔面を通りかかって口元を思いっきり踏み抜いてきたんです。
おかげで口元が爪でえぐれて、だらだら血が出て「コルァ! シロだろ! ぜったいシロだ!」と叫びながら垂れる血をティッシュで抑えてキレ散らかしている私の横で、夫が近所の歯科医に電話で状況説明して診察を受けられるか冷静に対応していました。夫は私の自傷癖なんかで病院対応に慣れてきてしまっている。
すぐに診察が受けられるとのことで、なんとか服を着替え、「縫うことにならんといいけど。」と、傷口を観察している夫に慄きながら、歯科医にダッシュ。傷によるものだからか、早々に診察室に通されました。
歯科医さんからは「聞いていたより深いねぇ・・・。」と言われながら、傷口の消毒。
「これって縫わなきゃなりません?」と聞いてみましたが、「まあ、自然治癒でなんとかなるでしょう。全治2週間てところかな。下手に薬を使うと変な跡が残っちゃうから、やるとしても消毒だけにしてくださいね。」で、済みました。
縫わなくてホッとしましたが、それでも傷口はあるわけで。常に口の中が血の味。内側の方をやられたので、ぱっと見は分かりづらく、リップ(乾燥肌体質)も塗れるので、まだ良かったです。
おちおち昼寝もできねぇや・・・と、「シロちゃん! ふざけなや! もうちょっとアオちゃん見習い!」と帰ってきて再度叱りつけると、アオちゃんと並んでしょぼんとしていました。やらかしたことを分かっているんですね。アオちゃんもしょぼんとしていたのは、実際の犯人はアオちゃんなのか、はたまた一蓮托生だからか。落ち込んでいる2匹を見て夫は爆笑していました。笑い事じゃないんだよ!
私は着色汚れが付きやすい体質なのにヘビスモかつ、普段の飲み物がお茶なもんで、そろそろクリーニングしたかったのに・・・歯医者さんからも「治ってからじゃないと、傷口開いちゃうんでねぇ。」と断られましたし。
可愛いんだけど、ときどきこんなシャレにならない事態を起こしてくる猫達。猫達との生活はスリルに溢れていますな・・・。

