この度、昨年の冬に夫が独身の頃から乗っていた車が故障しまして、諸々相談した結果、新車を購入することになりました。その話が12月のことで、車に疎い私に代わって夫がどの会社のどの車にするか検討、ディーラーの話を聞いて回って、新車の購入を決めました。それも12月中のことです。
今年度から、私の体力低下と夫が「電車の方が便利」ということから、通勤形態を交換する形で、私が車通勤することになりました。
しかし自分で車を購入したこともないし、人の話を長時間聞くと発作が起きるという厄介な体質なので、手続き諸々は夫任せで、私は車の色を選んだだけ。あとは夫婦共同貯金からローン返済(リース品)することに。
しかし、当初担当者から「3月頭に納車できます!」と口約束していたところが、「部品が届かなくて3月末になりそうです。」と話が変わり。私は教員ですので、スクールゾーン通行許可証というのを警察署で発行してもらう必要があり、4月頭にあれば車通勤の職員全員分まとめて申請を代理でしてもらえたところ、「5月頭になります。」と、再三の遅延を申し出られ、車がなくて困っているのにこりゃないでしょうよ。と、夫が苦情を伝えると、「ではレンタカーを手配します。」とのことで。それも当初はこちらに金銭負担させようとしたのを、夫の交渉で向こう側にさせることができましたが、新車を納入したら、改めて警察署に行かなければならない手間が増えたと私はがっくり。
なんとかレンタカーがあるので、猫砂などの重い物の購入運搬に困っていたのは解消されましたが、これまた「6月上旬になりそうです。」と、納車日が遅れに遅れるという、あんた仏の顔も三度までって言葉知っとるか? てな対応で。
疑惑を抱きながら待っていましたが、ようやっと届いた新車。すぐさま警察署に必要書類を改めて用意して、申請して、更に受け取りしてきてと手間がかかったものの、これで新車ライフが送れる〜と思ったのも束の間。
なんと乗ってから3〜4日ぐらいでシステムエラーが表示されるようになり。
ディーラーのところへ夫が持って行ったところ、「修理に1週間かかります。その間はこのレンタカーをお使いください。」と、また番号の違うレンタカーを渡してきて。
番号が違うと許可証が意味をなさなくなるので、対応にてんてこまい。
そうして1週間待っていたのですが、何の進捗状況も連絡してこないものですから、夫から連絡を入れたところ、整備士からは「奥さんの操作に問題があったわけではないですが、まだ原因がわからないのでもう少し時間をください。」と言われ・・・
もう私がプッチーンときまして。
夫に「あなたじゃキツく詰めらんないでしょ。私が苦情申し立てする。」と伝えて担当者にバトルを申し込みました。
担当者には、「何度も納車日を引き延ばされ、代車を用意してくださったことには感謝していますけれど、私の事情として通行許可証問題があります。心身の問題のために車通勤せざるを得ない状態なのに、このような対応をされては、不信感でしかありません。もちろん担当者さんだけの責任問題ではないことは承知しておりますが、納車できる日を公言したのはあなたです。それを何度も裏切られていて、わたくしどもの心理的かつ身体的な負担が大きなものとなっています。一般的に、学校教員は世間知らずと言われておりますので、私の言っていることが間違っている点があるかもしれませんが、あなたの対応によって、前面に出て対応していた夫が疲弊してしまっているため、今回私がこうしてお話させていただくことといたしました。車を購入するというのは、重々承知でしょうが、大変安くないお買い物です。手続きも大変です。その上でこのようなトラブルや、あなたの無責任な発言に不愉快な思いもさせられました。私は教育者として、子供に指導する際、宿題などの提出物を期日までに提出するのは大切だと毎年伝えています。なぜなら、このように、約束を破るということは人間関係を破綻させたり、仕事上ではクビになることもありえることだからです。将来のことを思って約束事を守れるようにと指導しています。ところが、再三に渡って約束を破られている現状に、社会人としてあるべき姿なのか疑問に思っております。私が申していることは間違いでしょうか?」
と、怒涛の勢いで攻め立てました。なぜなら、メール上でのやり取りでは「大変お待たせして申し訳ありません」とか書いてはいるけれど、夫が担当と対面する時に、一切の謝罪の言葉を受けたことがないと言っていたから、なめくさっているなぁ〜〜〜!! と怒ったからです。しかも、納車した際なんか、へらへらしながら雑談をかましてきたそうで、そこでも「お待たせして申し訳ありませんでした。」の一言もなかったのです。
こうしてようやく「おっしゃる通りでございます。奥様がそのようなご事情でお車を必要とされていたとは存じず、大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」と言ってきたわけですね。声が震えていたので半泣きだったかもです。でも、そういう事情ある無し関係なく、車って乗る事情があるから買っているんであって、お飾りで買ってんじゃないんだよって話なんですよね。
で、「こちらとしては、誠意ある対応を求めます。具体的に何ができるかを示してほしいです。」と伝えたところ、店長と相談して折り返すとのことだったので、「今日中に(夜の七時半)お電話ください。」と言って、返信待ちしました。
そうしてお返事が来たのが八時半。おそいなぁ〜と思いつつ、担当者から提示されたのは「車の早急の修理」「スクールゾーン申請は臨時の2週間限定付き許可証を取れるので、それの代理申請(ついでに修理に6月いっぱいかかると言われた)」とのこと。
「いや契約上、新車の修理点検は補償としてあるものだからそれは当然ですよね? 誠意ある対応にはなっていないです。後者に関しましては初耳ですが、可能ならばお願いさせていただきますけど、これも私は多少なりとも書類の用意が必要なので、そこまで誠意ある対応とは感じません。もうお話になりませんので、店長さんとお話させてください。」と、バトンタッチ要請。
この間、夫は知り合い(顔が広いので色々な職業の親戚友人知人がいる)のディーラーに相談していました。
店長とバトンタッチ後(九時すぎ)、開口一番に謝罪から入り、そして次に出たのが「こちらとしましては、具体的な誠意として、○○というオプションか、△△というオプションのどちらかをお付けするということでいかがでしょうか?」とか言い出してきまして。「それってそれぞれお幾らするオプションです?」と聞くと、それぞれ一万五千円くらいのもん。それをどちらかとか、ちゃんちゃらおかしいぜ。と思い、改めて店長にも「あのいいですか? 私が不満に思っているのは、スクールゾーンのことや納車日のずれこみの約束破りだけではなくて、担当の方が無責任な発言をしたことや、何度もそちらに足を運んだり交渉している夫に対して不誠実な態度を取ったことも含めて不満を抱いているわけです。それを一万五千円のオプション、どちらかでどうですかって、それで収まる問題だと思っています? 私、今完全に厄介なクレーマーと感じられていると承知しておりますけれど、素人だからといって足元見るような対応はやめていただきたいです。」と言えば、「では、奥様は具体的に何をお求めで?」と言われたので、「まあ本体価格の減額ですね。オプションも込みで。」と言えば、「契約上、本体の減額はできないんです。」とつっぱねられ。「(うーん。そういうもんかあ?)そうですか。それは承知しました。しかしですね、今まで我々が負った心理的、身体的負担に対して一万五千円って、ちょっとおかしくないですか?」と言えば、「何とか、何とか・・・! 私の上司に聞いてみないと絶対とは言えませんが、オプションを両方お付けすると言うのではいかがでしょうか・・・これが私の力で出来うる最大限のものでして・・・!」と、芝居かかった口調で言われて、(んなわけあるかよ。絶対まだなんかできるでしょ。)ここで知人のディーラーと相談していた夫からメモで「いったん保留で」との指示が出たので、「では、担当の方が申し出てくださった許可証の件については有り難く対応を受けたいと思います。しかし、オプションの件についてはまだ納得いっておりませんし夫とも相談したいので、後日お返事いたします。あ、それから担当の方は許可証の件が済んだら、別の担当に変えてください。」と電話を切りました。
で、第一、第二ラウンドを終了した私(スピーカーにしていた)にドン引きしている夫から、「知人のディーラーに聞いたら、減額ってやれるもんなんだと。何なら青天井らしい。実際にそういうケースもあるんだってさ。」とのことで、やはりかあの店長・・・素人だと思ってなめくさりよって。ただ、店長権限ではそれができないから、本社に訴えなきゃならんとのことで。
我々としては、今更新しい車を購入して納車を待って・・・という二重苦を味わうのも嫌なのと、新車自体は気に入っているので、「それじゃあ別の会社へどうぞ」と言われないレベルでの要求内容を、知人のディーラーに相談して返答待ち、ってところです。
車を買うってこんなに大変なんだネ・・・。レアケースなのかも、当たり前なのかもどうかも分かりませんが。こうやって自分が悪質クレーマーになるのも罪悪感あってしんどいのですが、それでも新車の保険料などで金銭的にも物理的に時間的に多くの負担を与えられているのだから、金でやりとりしている関係なのだから金で解決が一番と思うんですよね。
とりあえず、散々苦渋を舐めてきたのだか、こちらがすっきり納得する対応をしてもらおうじゃないの。ってとこで、第三ラウンドまで鋭意を養おうと思います。
