最初のころは「下の階の子かな〜」と思っていましたが、学年の話し合いに参加していない私は具体的にそういった子がいることを知るまでが遅く、廊下で暴れ回っているのを見つけて初めて隣にそういう子がいると知りました。
私も同じパニック障害だから、パニックを起こした時の対処法は何となく解ります。人によっては異なるかもしれませんが、自分の学級で動画を流している時や作業している時など、そういったタイミングでAくんの発作を聞きつけると、教室から廊下に連れ出して、椅子に座らせて「うんうん、わかるわかる」と共感言葉をかけながら背中をさすり、手を握り、少し落ち着いてきたら「あのねぇ、最近先生さあ・・・」と、問題とは全然関係ない話をかけて、気を逸らすと、パニックに陥った原因から気が逸れるので、話に乗って来たところで「ところでさあ、さっき、なんで怒ってたの?」と聞くと、ゆっくりと事情を語り、「あー、それは嫌だよねー」と共感を示すと、愚痴を言って落ち着くので、そういったことを繰り返していました。Aくんも落ち着いて放課後になると、私のクラスに顔を出して、「今日、ありがとうね」と言ってくれるので、「いいってことよ!」と、律儀にお礼を言ってくれるAくんのためならばと思っていました。
ですが、もしや隣のクラスの先生としては、私がAくんの問題に介入しているのを余計なお世話だと思っていないかと心配になって、同じ学年の方にそれとなく聞いてもらい、「助かっている」という言質をもらって、その後もAくんがパニックを起こした時は遠慮なく介入していました。保護者の方にも私がケアに介入していると話が通っていて、一度会った時にはお礼を言われました。
しかし最近、上記の手法も通用しないくらいパニックが治らなくなってきて、(年度末になると、こうした不安定が大きくなることがある。私も問題を抱えた児童に、『先生と別れるのが嫌だ』という嬉しい理由だけど、それまで全然問題を起こさなかったのに自傷行為を仕出したのを止めるために手を握っていたら代わりに手の甲をガリガリと抉られるという事態になったことがありました。)保健室やら校長室やらに連れて行って落ち着くのを待つ、というようになり、両脇を担任と一緒に抱えて階段を降りて連れて行くことも少し出て来ました。
しかし、また別のクラスの、これまた「絶対この人と同じ学年を組みたくない」と思っていた、教育方針というか人間性というかが不愉快なBという教員が出てきて、私が腕を引っ張って脇を締めて抱え込みながら「嫌な気分でしんどいよねぇ」と落ち着かせようと声を掛けながら階段を降りていると、「お前な! ちゃんと歩け! あぶねーだろうが!」と、後ろから怒声を上げてくるB。
振り返って「今のAくんに怒鳴るのはよくないですよ」と、以前にもわーわーと暴れるAくんに、プロレス技をかけて「お前やりすぎなんだよふざけるな!」と叫んで、更にパニックを増長させそうなことをしていた時のことを思い出し、すぐに牽制をかけたのですが、Bは「階段ちゃんと降りないとあぶねーだろ!」と怒鳴り返してきて、いや、だから落ちないように両脇で私と担任で支えているんだが? 何でこの人はパニック起こしている人と同じテンションで怒鳴り続けているの?? と、改めて教育方針の違いに目が眩む。
結局、Aを何とか安全地帯に移動させ終えて、養護教諭が付き添いに参加してくれてから、自分の教室に戻ったけれど、「なんであの人はああなの? あれじゃあAくんのためにならないって分からないの?」とぐるぐる考えて、発作が起きてしまいました。
すぐ教室を出て、同じ学年の別の方に起きたことを涙ながらに訴えていると、私がAくんにやっていたように私を落ち着かせ、涙が溢れて止まらないので職員室に行ったものの、パニックが治らず、私まで涙を拭いていたハンカチを投げつけ机を足蹴りしてしまうほどになってしまったので、「もう無理です〜! 帰ります! 帰ります!」と、これ以上醜態を晒したくなくて早退しました。
Bは児童と距離が近く、女児を膝の上に乗せたり、教室前を通るとろくな授業をしている様子がほとんど見られず、何なら両腕と足を組んでのけぞって寝ている姿も見たことがあり、最初の頃こそ、「あれはなんですか!?」と怒っていたのですが、もう言っても無駄だと思って、見て見ぬふりをするようになった経緯があるのですが、やはり相容れない相手だな、と思いました。(毎年、失言をしたり、不適切な言動で保護者からクレーム入ったりしていて問題を起こしていたので、側から聞く分には良いけれど、だから同じ学年になりたくなかった。保護者の方も失言だと思いますが、句読点なく話す癖があるので、授業もわかり辛かったらしく、以前Bが担任だったという保護者の方から「B先生より分かりやすいと言っています。」と比較されたことがありました。)
もう年度末なのに、こんな醜態晒させてくれやがって・・・と恨み骨髄でした。早く不祥事でいなくなれ。
私の学級ではないのですが、私と同じようにパニック障害を患っているだろう子が隣のクラスにいます。仮にAくんとします。Aくんは通常時は問題ないのですが、調子が悪い日だと毎時間のように奇声を上げて泣きながらモノに当たることがあります。
