若かりし頃の私を思い出し、周囲にいるピチピチの彼らを眺めて振り返りながら綴ります。
①会議で言っていることの意味が半分も理解できない。
特に4月1日に着任してから入学式や始業式を迎える数日間の間、毎日行われる会議で遠慮なく繰り出される専門用語の意味がまったく理解できず、ちんぷんかんぷんのまま、先輩に言われるがままとにかく動き、何となくメモしていく。(私は2年目になってもちんぷんかんぷんでした。)
②歓迎会や新年会、打ち上げなどの宴会でスピーチさせられる。
今はコロナ禍の時代なのでお店での飲み会にはいきませんが、行事の節目に昼食会や飲み会があり、頻度はその学校の性格によりますが、とにかく「各学年から一人、スピーチをどうぞ!」となると、大抵が初任者に任せられる(またはその学年で1番若い人)。
③初任者指導員の性格によって負の一年となるか正の一年となるかに分かれる。
初任者には指導員(教員を定年退職した人)がつき、初任者は特に初任者研修という、年間で行われる研修日が多く、その日には代替として授業を受け持ちます(初任者の人数によっては、2人につき1人の指導員といった感じになるので、そういう場合は研修でいない日だけ代替する教員があてがわれます)。
これが、一癖ある人だと、負の一年となります。過剰に干渉したり、ダメ出しばかりしたり、授業中に介入してきて児童からの信頼を奪ったり、はたまた受け持つ初任者が複数人だと相手によって態度を変えて、関係を壊してきたり。
理想的な指導員だと、授業中は温かい目で見守り、学年での作業を優先してさせてあげたり、その間に教材を作ってくれたり、ダメなところがあっても婉曲的で傷つかない言い方をしてくれたりします。
④初任者が複数人いる場合、相性によって関係が左右される。
理想は男女混合の3人組。研修後には一緒に食事しに行って愚痴を言い合ったり、悩みを相談し合ったりしやすいです。それに、比較されにくい。
問題は同性同士の2人組。周囲から比較されやすく、仲違いしがち。気が合えば良いですが、どっちかというと仲違いする場合が多いと思います。私はまさしくこのパターンで、距離なし人間が相手だったため、変な絡み方をされてぶち切れてから没交渉です。
あとは男女のペアだと、大きな問題は起きませんが、変に関係を勘繰られることになってしまうので距離は縮めにくいです(同じ学校の教員同士での恋愛沙汰は保護者の方々的にご法度なので、もし付き合うような展開になってもこっそり。結婚するに至るようであればどちらかが別の学校に飛ばされます。)。相性によっては仲良くなるかもしれませんが。
一人だけの着任だと、おそらく比較対象がいないため、周囲の先輩教員たちから遠慮なく可愛がられます(その人の人格にもよりますが)。
⑤踊らされがち。
運動会ではたいていどこの学校でも表現(ダンス)が競技種目にありますが、練習でも本番でも、児童のお手本となって逆の振りで踊ります。学年の人数にもよりますが、人数が少なければ、ほぼ踊ることが確定となります。
以上が初任者あるある5選でした。
もっと思い出したら他にも色々出てくるかもしれませんが、今日のところはここまで。