「エゴグラム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。インターネット上でも、無料で使える「性格診断」です。沢山の質問(50問ていど)に回答することで、243パターンの性格に分類することができるものだそうです。

 

 私は心理検査の際に、これのもう少し詳しい(または内容が若干抽象的な質問もある)テストを受けました。

 

 結果から申し上げると、「逆N型I」という性格でした。この言葉で調べると色々と出てくるので、興味がある方は検索してみてください。

 

 少しだけ説明すると、性格が5種類のバロメーターで表示され、それぞれのメーターの高低で性格が分析されます。

 

 「逆N型I」は、CP(厳しさ)、NP(優しさ)、A(論理的)、FC(自由奔放)、AC(順応的)の中でも、CP(厳しさ)とA(論理的)が高く、他の数値が低く出ます。

 

 詳しくまとめると、

 

 ①責任感が強い。

 ②自他ともに厳しい。

 ③論理的、知的で有能(自分で書いていて恥ずかしい)なため、仕事をこなす上ではパーフェクトに近い。

 ④人への思いやり、気遣いが不足し、「毒舌家」になりやすい。

 ⑤社会ルール、規則などは必要以上に守り、それを破る人がいると激しい叱責をする。

 

 どれもほぼ当てはまることばかりで、心理士さんから開口一番に「メイさんは一言で言うと『毒舌家』ですね。」と暴言に近いことを言われても頷くばかりでした。

 

 ①責任感が強い。

 与えられた仕事に(文句は言いつつも)パーフェクトにこなそうとする性質があります。そのため、どの仕事にも全力投球してしまい、ほどほどに手を抜いたり、他人に仕事を振ったりと、「サボる」ということができない性質でした。自分の任せられている校務分掌(部署)で人的トラブルが発生したときは、「だ~れがンなことしたんじゃ~!!」と怒りを表現することもよくあります。今は、パニック障害もろもろの寛解を目指しているのもあって、ある程度手を抜こう・・・頑張りすぎないようにしよう・・・責任なんて上が取ってくれらぁ・・・と心がけています。

 

 ②自他ともに厳しい。

 上記でも書きましたが、与えられた仕事にミスが生じると他人を責めたり、または自分がミスをおかすと精神状態が不安定になったりします。ですが、割と自分には甘いところもあるので、「休みの日は一日寝るぞ~」なんて部分もあるので、他者に厳しいところ(だらしない同僚に「そんなんでいいわけ?」「何を思ってそんなことしてんの?」的な皮肉や暴言を吐くこともある)を直していかないといけないなと思っています。また、自分も頑張りすぎないように、自閉症スペクトラムでこだわりが強いから「これはこう!」と決めたら曲げられない性質も、柔軟に対応できるように、受け流せるようにしようとマインドコントロール中です。

 

 ただ、夫には心を許している分、本当に遠慮なく物申したり、言動が気に入らなくてケンカ(一方的に無視する、物に当たってビビらせる)することもあるので、こういうところも直さないとなと思います。

 

 それから、自分に厳しいことと、「こだわり」が強い故に、散らかっていたり、掃除ができていなかったりする環境にあることが嫌で仕方なくて、しかしながら薬の影響でやる気が起きず、「やりたいのにできない・・・。」となることも多々です。そういう時は、夫が気を遣って、夫なりに掃除や片付け(私並みの掃除力や片付け力ではないけれど)して、「しなくたって大丈夫。」と落ち着かせてくれます。夫がいないと生きていけない体になってしまった・・・。

 

 ③論理的、知的で有能(自分で書いていて恥ずかしい)なため、仕事をこなす上ではパーフェクトに近い。

 仕事には少しばかりの自信があります。もちろん、まだまだ未熟で、上っ面だけの知識しか有していないと思っています。成熟した知識をもって対応ができるにはまだ経験が足りていないと思っています。ですが、教育書は毎年数万円買いこんで勉強したり、新しい教育方法が出たら先んじて取り入れてみたりと、我ながら勉強熱心だと思っているが故の、「少しばかりの自信」です。与えられた校務分掌でも、苦手な分野を任されているのですが、周囲から「〇〇に関してプロフェッショナル」的な目で見られていて、よく相談されます。しかしまったくもって詳しいわけではありません。ただ分からないなりに専門機関に連絡を取って対処法を教わったり、自分で調べたり、試行錯誤したりしているから何とかできているだけで、数年も同じ分野を任せられ続けており、毎年やりたい別の校務分掌への異動を希望しても「でも〇〇ができる人がいないからな~」で突っぱねられていて、もう半ば諦めています。

 

 ④人への思いやり、気遣いが不足し、「毒舌家」になりやすい。

 ②と通じるところがあり、「自閉症スペクトラム」で相手の機微に疎いところもあって、ズケズケと物を申してしまうこと多々ありです。というより、気になったら言わずにおれない、というところがあります。外出すると、店員さんに怒鳴り散らす老害がいますよね。また、店員同士で「何やってんだよテメー」と先輩(店長)が後輩に叱ることがありますね。そういうのを見るといてもたってもいられなくて首を突っ込んで「お前の方が迷惑な存在なんじゃボケー!」と言いたくなるのですが、夫に手綱を引かれて見守るに留まります(中途半端に首を突っ込んだり、よく事情を知らないのに首を突っ込んでも事態を悪化させるかもしれないという理性もあって)。

 

 またこの性格って、仕事上では致命的では・・・? と思っているのですが、何とか児童たちからは「実は優しい先生」と言ってもらえること多々なので、何とかやれているかなと思っています。ただ、児童を叱る際には結構キツいこと言ってるなと思うこともあります。廊下を走ってきてタックルかましてきた児童に「今、私のお腹の中に赤ちゃんがいたとします。今ので死んでしまうかもしれませんね。それって人殺しですよね?」とか。中途半端なことを言って双方にケガして取り返しがつかなくなる事態になるより、脅しの効いた言葉でも行動を抑制できるようにした方が良いと思っての遠慮なしの「毒舌」なのですが、何が正解なのかは分かりません。とりあえず、今の私はこんな風に危険行為には遠慮なく「毒舌」をかましています。

 

 ⑤社会ルール、規則などは必要以上に守り、それを破る人がいると激しい叱責をする。

 これも上記の③・④と通じていますね。横断歩道のあるところは基本的に渡らないと罪悪感を覚えます(たとえ見通しがよく、車がまったく通らない道であっても)。もちろん、通っていない児童を見つけたら捕獲して指導します。そして違法駐輪。あれ、私的にはものすごくストレスの塊です。昔、自転車を2台盗まれ、1台をいたずらされたことがある私にとって自転車に対する負の思い入れが強いのか、駅前に堂々と違法駐輪しているのを見ると蹴り飛ばしたい、投げ飛ばしたい、有料駐輪場に持っていってやりたい、という衝動に駆られるのですが、公務員という立場上それはできないのでいつもイライラしています。特に大き目な都市に住んでいた頃は目立って多かったので、通勤中に嫌なもん見たとばかりにイライラしていました。そして仕事上、児童に指導する場面は多々あります。友達とケンカしたり、なにがしかの悪さをしたり。薬物治療を始める前は、このパーソナリティと自閉症スペクトラムの相性の悪さが発揮され、ガミガミ怒鳴る先生と化していました。今も大きな声で叱ることもありますが、それは児童によって(何度も同じ悪さを繰り返したり、うそをついたりなど、言葉よりも威圧が効きそうなタイプの児童のときなど)変えており、基本的には静かに諭すように話したり、一緒に紙に問題行動を書き起こして振り返りをさせながら指導することができるようになりました。

 

 以上が私の「自己パーソナリティ」でした。沢山の質問項目があるので、やるたびに結果が多少変化するものだろうなと思いますが、基本的なものは変わらないと思うので、みなさんも気になったら気軽にネットでトライしてみると良いと思います。

 夫が作ったお餅フレンチトーストです。おいしくていくらでも食べられそうですが、お餅を2個も使うので自制しています。