IACCカラーコンサルタントとはIACCはカラーコンサルタントの国際資格
"IACC"という表記だけではその意味がわかりにくいかと思いますが、これはカラーコンサルタントという本物のカラーのプロフェッショナルを養成するための世界共通のカリキュラムのことなのです。
IACCは1957年にオーストリア ザルツブルク大学 哲学科教授のハインリヒ・フレイリングとヨーロッパ中のカラーを自分の本業として中心に研究している建築家、インテリアデザイナー、エクステリアデザイナー、心理学者、精神医学者、生理学者、神経生理学者、脳外科医、生物学者、マーケティング研究者などが集結して作り上げたカラーコンサルタントのためのカリキュラムです。
アメリカ人のカラーコンサルタントの始祖 フェイバー・ビレンのように、本来のカラーコンサルタントの仕事とは環境の色彩設計とデザイン、カラーマーケティングの構築、製品やパッケージのカラーデザインの二大分野を中心に、カラー心理テストによるメンタルヘルスケアやイメージコンサルティングも含むものです。パブリックからパーソナルまでをカバーします。
よく誤解されることですが、厳密にはイギリスを中心に発展してきたカラーセラピーによるカラーカウンセリングは、正統派のカラーコンサルタントの仕事には含まれていません。
フェイバービレンは1934年からシカゴでカラーコンサルタントをスタートさせました。環境の問題をカラーでソリューションして名声を得ました。
カラーセラピーは1980年代からイギリスを中心に世界に広がったカラーによる人生相談です。
カラーの世界は大変広く、ハインリヒフレイリングもカラーは学際学問であると言っているようにさまざまな学問にまたがっています。
すなわち、色彩学という単独の学問は存在しないのです。
このことがカラーの世界をより分かりにくくしています。
それでもカラーコンサルタントに必要なカラーの領域はカラーの心理学とカラーの生理学であることは明白です。
ただし、このカラーの2つの領域はカラーコンサルタントになりたい人には重要でも、難しそうに見えることが好きではない人にはカラーの神秘学が好まれることになります。
IACCのカリキュラムではカラーの神秘学はカラーの歴史を学ぶ一端として通過儀礼的には学びますがカラーデザインの実践にはあまり重要ではないため重視されていません。
よくあるご質問の中には、カラーコンサルタントとカラーセラピストはどう違うのですか?というご質問をいただきます。
「ポイントはカラーの神秘学をカラーデザインの実践に用いないのがカラーコンサルタントです」となります。
また、カラー心理テストでメンタルヘルスケアはしますがカラーで人生相談はしないのです。
(エコール・ド・メチエでご提供しているオーラライトやセンセーション、アヴァターラなどのカラーセラピーは人生相談ではなくカラーによる感情分析とパーソナリティ分析を中心としています。)
IACCカリキュラムはカラーコンサルタントの国際資格を取得するためのコースです。世界共通のカリキュラムで、世界共通の課題があります。
つまり、世界で通用するカラーコンサルタントになることを目指します。
IACCカラーコンサルタントは本部であるオーストリアのザルツブルクをはじめ、世界にIACC支部があります。
イタリア、スウェーデン、フィンランド、スイス、ドイツ、ポルトガル、カナダ、アメリカ、南アフリカ、日本などなど。
曖昧で怪しいカラーとしてではなく、哲学と科学に裏打ちされた論理学としてのカラーコンサルタントをぜひ目指してください。
エコール・ド・メチエ/カラーシステムズ代表
橋本俊哉
〒464-0064 名古屋市千種区山門町1-48