今日から「課題分析標準項目」改正の各論を、重箱の隅をつつくように(笑)論じてみたいと思います。

その1は「項目の整理」について。

 

自分のアセスメントを振り返るため「課題分析標準項目」をにらめっこするたびに、(重複してるところがいくつもあるな~)と思っていました。

 

改正前の項目に、たとえば「ADL」の項目がありますが、それとは別に「排尿・排便」「食事摂取」が項目立てしてあることなど。「排泄や食事はADLのひとつじゃん」って、いつも思っていました。

あとは、「認知」と「問題行動」が別々になっていて、項目順で言うと「認知」が13、「問題行動」が20。記入する内容はちがっても、お互いが関連深いはずなのでつづきで項目立てされていたほうがいいのになあ、と思っていました。

 

そんな重箱の隅だったのですが、それぞれの項目にどんな内容のことを書けばよいか示されていたり、認知と行動心理症状が一つの項目にまとめられてたり、そんな整理がされています。

 

そういうところから見ても「『課題分析標準項目』熟成されているな~」と感じました。

10月16日、厚生労働省から「介護保険最新情報」のVol.1178Vol.1179が発出されました。

 

「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目」の一部改正について、Vol.1178では改正の内容、Vol.1179ではQ&Aが書かれています。

 

この改正内容について、いろいろなご意見があろうかと思いますが、私の見解を書いてみようと思います。

 

 

総論を話すと全体的には好印象を受けました。項目のそれぞれに聴取すべき具体的な内容が書かれているからです。

「ケアマネジメントの標準化」に寄与すると思います。

誤解の無いように付け加えれば、「ケアマネジメントの標準化」というのは、「どの人も同じようなケアプラン」という意味ではなく、「ケアマネジャーによって仕事に差が出にくい」という意味で私はとらえています。

 

だから、おもにケアマネジャーになりたての新人さんの仕事を助けてくれると思います。

 

ケアマネジメントプロセスの中では「アセスメント」がいちばん大事だと私は常々言っていましたが、聞くべき項目がこれだけ網羅してあれば、抜け漏れもしにくいと思います。

優れたケアマネジャーなら、今回これだけ丁寧に項目が示されていなくても、前から聴取していた内容なので、今以上にアセスメントに手間が取られることはないでしょう。

 

また、どの利用者にもこれだけのことを聴取しなければいけないか?ということに対しては、Q&Aでは「否」と書かれていました。

 

「ケアマネジメントの質を向上させる」という言葉には違和感を感じている私ですが、「ケアマネジメントの標準化」に寄与する今回の一部改正は良い改正だと思います。

 

次回以降、各論を書いていこうと思います。

 

 

 

 

久しぶりにまじめにケアマネの記事を書いたような気がします(笑)

いや~、びっくりしました。

 

このお茶のCM、じつはAIで作った架空人物なんだそうです。

実在している人にしか見えませんね。

 

だれかに「いちばん好きなミュージシャンは?」と聞かれたら、私は「YMO(イエローマジックオーケストラ)」と即答しますが、YMOの活動が始まったのが約45年前の1978年でした。

 

当時、コンピュータ―を使って音楽を創る手法は当然めずらしかったのですが、彼らがインタビューでこんな趣旨のことを言ったことを覚えています。

 

「コンピューターを使えば楽器を弾かなくても音楽が演奏できる。そうなるとミュージシャンとしてのアイデンティティがどうなっていくかという問題が残る。」

 

1978年当時、歌の入らないインストゥルメンタルの「フュージョン」というジャンルが流行りましたが、演奏の正確さや困難さ(ドラムで言うと、いかに数多く・正確に叩けるか、みたいなこと)を競ってたような時代でした。

 

もちろん、プロレベルの話じゃなくても、「楽器を上手に弾く」ことは音楽を演奏する人にとっては、疑うことなく・ゆるぎない価値だったはずです。

 

しかし、YMOのメンバーは、その、疑うことなく・ゆるぎないはずの価値に疑問を持ち、今では当然となった「コンピューターにデータを打ち込んで演奏する音楽」を世界に先駆けておこなったのです。

 

 

 

AIで創った架空人物は、今後TVや映画の世界を変える可能性があります。俳優が必要なくなる可能性です。

実は、すでにNHKとかではニュースをAI音声で流していて、将来アナウンサーがいらなくなるのではないか、とも言われています。

 

 

 

だから、ケアマネジャーの今の仕事ぶりでは、AIにとって代わられる可能性は大いにあると思っています。

 

 

 

ただ、しかし、YMOの3人は晩年には生楽器の演奏を好んでいた事実があります。

つまり、音楽はすべてがコンピューターにとって代わられるわけではなかった、

という事実です。

 

はたしてケアマネジメントにとってコンピューターやAIにとって代わられることがないようにするにはどうすればよいか。

 

それを考える時期が、すぐそこまで来ています。