(前回はこちら 。)


その事業所のケアマネと役場で立ち話しました。

私の顔を見たそのケアマネは、

真っ先にあの「おじいさん施設送り」の影で

暗躍(?)している「親戚の正体」を明かしてくれました。



「嫁さんに聞いたんだけど、親戚っていうのは、旦那のお姉さんだって。」

同居している息子さんには、

県外に住んでいる姉、妹がいるそうです。

施設を希望しているのは、どうもこのお姉さんらしい。



このお姉さん、時々帰省して、

おじいさんのところに泊まるのですが、

帰省するたびにおじいさんから

「息子たちが私のお金を狙っている」と

聞いているらしい。


そのことを鵜呑みにした姉は、

近くの施設をインターネットで調べて、

息子夫婦にしつこく「あそこに新しい施設がある」と

電話してくるらしい、毎日のように。

そのことが息子夫婦にとって一番のストレスになる。

認知症の症状で困っていることは何もないが、

ということだそうです。



ちなみに、おじいさんの通帳は

息子さんが預かっています。

認知症がひどくなって、置き場所が分からなくなるので、

おじいさんが「預かってくれ」と頼んだそうです。



おじいさんが言うように

「息子たちが私のお金を狙っている」

かどうかは定かではありませんが、

帰省してくる娘に、

小遣いとして毎回数万円渡しているらしい。






「なんだかなあ。」と阿藤快さんになってしまいました。






誰が悪いとは決められないが、
おじいさんが言うことを真に受けて、お金の心配をする娘。
執拗に電話をかけてくる姉にストレスを感じる跡取り。
跡取りに追い出されようとしているおじいさん。



「パーはチョキに負け」、

「チョキはグーに負け」、

「グーはパーに負ける」。

(なんのこっちゃ)





とにかく、おじいさんの誤解だか、妄想だか、から始まり、

結局それが、おじいさんの身に降りかかっている、

ということなのでした。




「誤解は解けんのかなあ。おじいさんは施設に入ること、知ってるの?」


「「行きたくない、と言い出すといけないので、間際になってから言う」だって。」





あ~、せつない…。



(最終回へ続く。)





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この前、ケアマネ交流会がありました。

ケアマネ交流会とは、同地区のケアマネジャーが定期的に集まり、

いろいろな話をしたり、研修会をしたり、という会です。



その中でこんな話がありました。

とある事業所のケアマネさんの話です。


90歳近いおじいさん、

お歳も召しているからか、少し頑固なおじいさんです。
息子さん夫婦とおじいさん夫婦、4人で暮らしていたのですが、

仲が悪く何十年も前から同じ敷地に2軒家を建て、

別々に暮らしていました。

やがてお婆さんは亡くなりましたが、

おじいさんは頑固に一人暮らしを続けていました。



しかし、そのおじいさんがとうとう施設に入ることになったそうです。

「えっ、要介護1なのに?」と私は口走ってしまいました。




よそのケアマネさんの担当ですが、

私はこのおじいさんを知っていました。

一度、介護保険の認定調査で聞き取りをしていたからです。

このおじいさん、

去年までは近所に自転車で買い物に行ったり、

調理も自分でします。

90歳近いので、さすがに物忘れはありましたが、

日にちが分からない程度。

脳梗塞の後遺症があって、

少しだけ手先が不自由な程度でした。

おっとりして、ほわっとしてる。

一度だけの調査でしたが、

とても印象に残っている人でした。



「認知症が進んだの?なんで?」と私が聞くと、

そのケアマネ曰く、

「夏にボーッとしてて、家族は「認知症が進んだ」と

家族は慌ててね。一晩中、部屋の電気を消さない、とか。

火を使うのも危ないから、今はご飯は一緒に食べているんだ。」

とのことでした。

食事の用意をしているだけで、何の介護もしていないのに。

そんなにお金を使ってまで施設に、なんて。


「え~っ、何が問題?施設に入らんといけんほど?」。

どうしても理解できない私は問いただしました。

そのケアマネは、

「家族は、「親戚が施設に入れろ、施設に入れろってうるさいんです。」

とも言ってたけど。」と言いました。





「施設送りの影に親戚あり」かあ~。





よくあるんです、

一緒に住んでいないのに介護のことを口出ししてくる親戚が。

「お兄ちゃんの嫁、頼りになんないよねえ。」なんて、

女兄弟たちが徒党を組んで嫁いびり、とか。


おじいさんの兄弟たちが

「認知症がひどくなるぞ。○○、はやく施設に入れた方がいい。」と

甥っ子である跡取りに言いくるめたり。




いやいや、まてまて。



もしかして「親戚のせいにする作戦」かもしれない。

実は息子さん夫婦が、一緒にご飯を食べることさえもイヤで、

施設を選ぼうとしているのかもしれない。

それを親戚のせいにすることもあるんだ。



このおじいさんを施設送りにする親戚とは、

いったい誰なんだ。そしてその理由とは。

はたまた、一緒に食事をすることさえも拒否したい家族だったのか。






「家族が施設を選ぶ理由は、探っといた方がいいと思うよ。」と話しました。

そしてこれが、あるとんでもない理由だったことが分かったのです。


(次回へ続く。)






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昨日は「これぞ11月!」というような

こごえるような寒さでした。

そんな寒さの中、私は、

子供の野球に1日付き合っていました。


野球部に所属している

長男・ダイゴ(仮名)は小学校5年生。


6年生の試合がシーズンを終えて、

いよいよ5年生が主軸となります。

昨日は、5年生以下の練習試合が

ありました。


私は1塁審判。

ジャッジをしながら、

ダイゴの様子をうかがっていました。


ダイゴは4回から途中出場。

ノーアウト2、3塁で代打で出場です。


1塁ベース後ろからダイゴの打席を見る私は

ソワソワ。

作戦はスクイズでした。


野球をご存じない人に一言。

スクイズとは、バントしたゴロが

転がっている間に

3塁ランナーがホームに帰ってくること。

投球と同時に3塁ランナーは

ホームにスタートを切るので

ピッチャーのどんなボールでも

バットに当てないといけません。




そのとき、ダイゴはどうしたか。





なんと、





バントの構えを止めて

ボールを見逃したのです。



もちろん、3塁ランナーはアウト。




1塁ベースの後ろで私はイライラ。

私以上に、ベンチのコーチがイライラ。

きっとダイゴも(しまった!)と、

思っているに違いありません。




ダイゴは一度失敗すると、

落ち込むタイプなので、

次の守備もオドオドしていました。


ポジションはセカンド。


先頭バッターがフォアボールで

すかさず2塁盗塁。

ノーアウト、セカンドのピンチです。


「何とか、頑張ってくれよお…。」

祈る気持ちで審判をしている私。



そのとき、

ピッチャーからの素早いけん制が球が!


ベースに着いているのはダイゴ。





「あっ!……」




球が速すぎて、ダイゴは後ろに後逸。





「うわああああ…。」

たぶん頭を抱えていたと思います、私。



でも、センターがカバーしてくれたので、

進塁は防ぎました。



自軍ベンチからもちょっと

ため息が漏れたと思うんですよね。

「代わった方がいいんじゃない?」なんて。


ダイゴは、身の置き所がない感じでした。

落ち着かない。

いや~な空気が流れていました。




と、そのとき、




すかさずショートの子が

「大丈夫、大丈夫、気にすんな!」

って言ったんです。


「あ~、すごいな、この子。」って、

思いました。


ダイゴの心中を察して、

適切な声をかけられる。


小学校5年生でも、

そんな気配りができるのです。

あなどっていました。


学ばなきゃ。


そんなショートの子の親も

アメブロしています。


おーちゃんの生活ノート


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