参議院選挙は明日投票。
有意義な選挙となることを願います。
このシリーズ、最後のサブタイトルは
「女系天皇誕生で介護職の給与が上がる」。
飛躍の度が過ぎないだろうか、と心配するぐらい
いっきに結論にもって行きたい気持ちがあふれる
ぶっ飛んだサブタイトルですね笑
皇位継承は男系男子のみとしている皇室典範。
その決め手となったのは先に紹介した井上毅
のこの言葉。
「男を尊び、女を卑しむの慣習、人民の脳髄を支配する
我国に至ては、女帝を立て、皇婿を置くの不可なるは、
多弁を費やすを要せざるべし」
(男尊女卑が浸透しきっている日本において、
女性天皇を認めるかどうか議論するまでもない)
世界的な潮流となっている男女平等を達成するために
日本でもいろいろな政策がつくられてきましたが、
それが功を奏しているようには見えません。
たとえば世界経済フォーラム「グローバルジェンダーギャップ報告書2025」
では、日本は148か国中118位。ちなみに中国103位で日本より上位です泣
「女性の社会進出を進める」と言っても進まない理由。
それは、やはり「人民の脳髄を支配する男尊女卑」感情
が今も日本に根強く残っているからではないでしょうか。
思えば家族内労働とされる子供の養育や介護、他の家事。
長らく女の仕事とされ、しかし、その社会的評価は高くなく、
そのため低賃金であることはみなさんご存じのとおり。
これを解消するためにはそれらの労働を再評価する
ことが必要で、そのためには男尊女卑の感情を
変えさせることが必要です。
そもそも日本の元首である天皇が男尊女卑のせいで
存続危機になっていることをもっと真剣に考えないといけない。
反対に言えば、女系天皇を容認することで
古代日本の男女平等の思想が復活することに
私は期待するのです。
そうすることで女性はもっと生きやすくなるし、
日本にもっと活力が生まれると思う。
ただ、心配なことは世界は「弱肉強食」の時代に
移ろうとしていること。トランプ、プーチン、習近平……。
自国第一主義を掲げて他国を干渉し、混乱の時代を
迎える様相を呈しています。
ここで望まれるのが男の特長である「腕っぷしの強さ」。
まさに男尊女卑を肯定するような世の中になろうとしています。
今回の選挙でも、そういう訴えに人気が集まる
構図になっていることは否定できません。
書きたいことは書き尽くしました。
選挙は日本の将来を左右するタイミング。
せめて介護を仕事としている人は
まちがっても男尊女卑を肯定する政党を
応援するわけないですよね?
(おわり)