8年使ったガラケーが
おかしくなったのは、
週はじめの月曜日だった。
朝起きて「パカッ」ってしてみたら
画面が反転したり、砂嵐になったり、
画面が暗~いままになったり。
(やべ、壊れた…)
仕事に支障をきたすと思ったものの、
この田舎からショップへ行くには
車で小一時間かかる。
週末の休みまでこのままか…。
とりあえず壊れたガラケーを持ち、
仕事に行った。
昼休み。10分の仮眠をルーティンに
している私は、ガラケーのアラームを
確認するため、ふたたび「パカッ」っと。
すると、(直っとる…)。
画面がふつうに見れるじゃないか。
念のために一度締めて
もう一度「パカッ」っとしても、
砂嵐は起こらない。
8年お世話になった相棒。
真っ黒のフォルムが7年経って
コーティングがところどころ剥げて
ホルスタイン柄になってしまったけど
どうせ来年3月には使えなくなるし、
(3G電波が終了となるため)
世界で最後のガラケーユーザーに
なりたくて、ガマンしてきた。
(いや、ガマンしてきた、と言うと
相棒に悪いかな。)
と言うほど、愛着のあるものを
そんなに簡単に手放してなるものか。
時々、画面がおかしくなるぐらい
良いじゃないか。
そうして安心して眠りについた私。
10分経っていつものように相棒は震えて
仮眠タイムが終わったことを伝えてくれた。
相棒を手に取って「パカッ」とやってみると、
しかし、砂嵐…。
(あかん、これはあかん。)
イライラしすぎる。
メール来ても読めへんやないか。
しかし、休みじゃないとショップには行けない。
とりあえず1週間はガマンするしかない。
残念だが、相棒とはそれでサヨナラだ。