今週は、ケアマネの実務者研修
のお手伝いをしてきます。
実務者研修は、昨年試験に
合格した人たちが受ける研修で、
今週の研修を修了すると
晴れてケアマネジャーの資格を
取得することができます。
いよいよ、ケアマネ実践者と
なるわけです。
3月、研修をお手伝いしたとき、
講師さんから「5月の最後の研修で
最後の締めをお願いしますね」と
頼まれました。
頼まれたその日に、伝えたいことを
メモしていました。
(どんなことを書いたかなあ)と
そのメモを見てみると、おおよそ、
こんなことを書いていました。
「ケアマネジャーは、介護職の上位資格というイメージがあって、現場では、『ケアマネジャーの言うことは絶対』という空気が流れているように思います。資格を取るには現場での経験が必要ですし、利用者を紹介してくれるのもケアマネジャーなので、そう錯覚するのも仕方がないことかもしれません。しかし、中には現場に対して横柄なケアマネジャーもいるし、『事務作業ばかりしている』『利用者のことを知らない』などの不満を耳にすることもあります。結論を言うと、そういうケアマネジャーになってほしくないし、『ケアマネジャーの言うことは絶対』などという誤解は、今後一切持たないでほしい。利用者への直接的な支援は現場が行い、利用者のことも利用者と関わっている現場が一番よく知っている。ケアマネジャーは現場がうまく回るように立ち振る舞う、俗に言う『縁の下の力持ち』が仕事なのです。そのためには、現場から利用者のことを聴き、直接関わっている専門職から意見を聴き、それを別の現場、別の専門職に伝える。そして、それぞれの現場がうまく回るようにすることが大切なのです。だから、どこの現場にもフットワーク軽く出かけることが必要。現場と良い関係を築くためには横柄ではいけないし、それでは良い仕事はできない。現場、専門職に敬意を払って関わる。そこには謙虚で真摯な態度が求められる。そういうケアマネジャーを目指してください。」
最近、こういう言葉を知りました。
「サーバント・リーダーシップ」。
調べてもらえれば良いと思いますが、
私が言っていることは、
まさにサーバントリーダーシップでは
ないかと思いました。
ケアマネジャーはリーダーとしても良いですけど、
ぐいぐい引っ張ったり高圧的なリーダーではなく、
このサーバント・リーダーシップという言葉が
しっくりくるような気がします。
「サーバント」という単語を調べて
イメージを膨らましてみてください。
分かりやすいかもしれません。