「職業、お金持ち。」という本に
書かれている、お金持ちになる極意。
私の琴線に触れたキーワードは、
「自動化」でした。
「1日の売り上げ、1000円行くかどうか」
の駄菓子屋。それだけの売り上げで
なぜ潰れず、お店をやっていけるのか。
答えは簡単です。
「店主がアパートを持っている」
からでした。
アパートの家賃収入があるので
駄菓子屋の売り上げは
0円でも潰れず食っていけるのです。
前回の記事で「仕組みづくり」と
書いていましたが、言い換えれば、
それは「自動化」ということ。
うちの施設長は、法人のほとんどの
会議や委員会に顔を出す人です。
(よくそんな時間があるな)と、
そういう意味では尊敬しますが、
「お金持ちになる」という視点においては、
そのやり方は貧乏でしかない。
自分が顔を出さなくても、
部下に任せて、いろいろな決定が
なされれば良いのです。
今まで何人もの施設長を見てきました。
中には、何もしてない、お飾りのような
施設長もいました。天下りでやってきた
ような人たちがそうでした。
若い頃はそういう人たちを軽蔑さえ
していたような気がします。
でも、ポジティブにとらえると、
彼らは「お金持ちの行動」を
取っていたということ。
自動化された仕組みに乗っかって
あとは部下に働いてもらう。こうなれば、
目指すは「天下り施設長」ですね(笑)
いや、それは冗談ですが、
自動化できているところに
あえて首を突っ込むことはない。
それより、そんな時間があったら
新しい「仕組みづくり」、新たな利益を
目指すことに時間を割くべきなのです。
まあ、新しい仕組みづくりに時間を割くことは、
それは働いていることになるので
イコール貧乏ということになるんですが、
つまり、それは「もっとお金持ちになる」
ということです。
「自動化する仕組みづくり」は
法人のトップだけに必要なことではありません。
例えば、現場の「マニュアル」もそうでしょう。
新人を育てるためには、
マンツーマンで指導しなくても
まずはマニュアルを渡して
「そのとおりにしてみて」と言って
まずはやらせてみたら良いのです。
マニュアル通りに行かないところ、
新人がつまづいた場面で
直接指導すれば合理的なのです。
「ケアマネジャー」もそうです。
利用者が生活に困らないように、
いろんなサービスを組み合わせる
「仕組みづくり」が仕事です。
直接サービスを提供する人が働く。
その仕組みがうまく回っていれば、
つまり、自動化されていれば
ケアマネジャー自身が汗をかくことは
まずないわけです。
私のような現場管理者もそうです。
部下が働きやすいように「仕組みづくり」
に力を注いで、直接サービスは当然
部下に移譲するのです。
ケアマネジャーも現場管理(マネジメント)も
「仕組みづくりからの自動化」で好循環を
作るのが大切な視点なんだと思いました。
自動化の仕組みを作って、
めざしましょう、お金持ちへの道!