海の向こう、アメリカ大統領選挙も

バイデン氏の勝利となりそうですが、

トランプ氏の抵抗が続き、

スッキリと決着するには、

さらに時間がかかりそうです。

 

バイデン氏がまず取り組む必要が

あるのは、二分されたアメリカ国民を

ひとつにまとめることかと思います。

 

トランプ氏は好きな人はとことん好き、

嫌いな人はとことん嫌い、という大統領でした。

それは今回の選挙にも現れていて

接戦だったこともあり、まさに国民を

二つに分断するものだったと思います。

 

しかし、よっぽど上手にしないと

クリアできない難題だと思います。

というか、国民すべてが満足する大統領って

ほぼ生まれないんじゃないかと感じています。

 

 

 

しかし、こういう例を見ると、ほんとうに

「日本って幸せだ」と思うのです。

それは天皇陛下がいらっしゃるからです。

 

 

 

アメリカ合衆国のトップは国民の

選挙でえらばれる大統領ですが

日本のトップは総理大臣ではありません。

言わずと知れた天皇陛下です。

 

天皇陛下は「日本の象徴」であり、

それは国民の総意に基づくものですが

選挙で替えられる存在ではありません。

神話の時代から連綿として続く

絶対的、唯一無二の存在です。

 

国のトップは権力を手にし、時に

横暴なふるまいで国民を抑圧することが

歴史的にも多く見られます。

「権力の私物化」なんて簡単に起こります。

それを監視して、選挙で是非の判断を下す

のが国民に与えられた権利です。

 

ところが、天皇は政治に関与することができないので、

「権威はあっても権力がない」という、

他ではなかなか見られない珍しい存在です。

私心で横暴にふるまうこともできません。

ただ権力がないので失政することもありません。

 

「日本国民の幸せと安寧を祈る」存在である

天皇陛下の視線は、常に弱い立場の

人たちへ向けられています。

定期的に発せられる天皇陛下のお言葉は

被災者、戦没者遺族、障害者など、

生き辛さを抱える人たちに寄り添う

という目線にブレはありません。

 

天皇陛下という安定した存在があるからこそ

東日本大震災という国難でも

新型コロナウィルスの騒動でも

一定の秩序を保ち、暮らすことのできる

国民性で日本人はいられるのだと思います。

 

新型コロナウィルスの対策を非難される

アメリカやフランスのトップを見ても、

独裁で国民の自由を簡単に制限させられる

中国や北朝鮮のトップを見ても、

就任した時は熱烈に歓迎されるのに

やがて汚職やら何やらで追及される

韓国のトップなどと比べると

日本のトップの安定感はなんだ!!

 

 

 

長々と書いてきましたが、

何が言いたいのかと言ったら

「トップはみんなのことを思う」

という、あたりまえの態度です。

 

誰が嫌い、だれが好き、ということでなく

組織にいるみんなのことを分け隔てなく

まんべんなく好きでいることが組織の

安定性を保つのだと思います。

 

ただ、私の立場は、天皇陛下と違い、

組織の決定権が与えられてしまうので、

方針や政策決定はせざるを得ません。

当然、失策して非難を浴びる覚悟は

持っていなければなりませんが、

私心や感情にまかせて権力をふるう

ようなことがないようにしなければならない、

と、アメリカ大統領選を見ながら感じたことでした。

 

 

 

はあ~~~~、結論まで長かった(笑)