7月が終わってようやく梅雨明け。

雨の降り方も、私がまだ子供の頃に経験した

梅雨らしい「しとしと」ではなく、「ザーザー」降り

が多かったようです。

河川が氾濫し、近隣住民は避難を余儀なくされ、

死者の出た地域もありました。

 

災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

 

幸い私の住む地域はそんな災害もなかったのですが、

家の向かいの側溝が雨水であふれて道路に

流れ込んでいたということがありました。

そのことを妻が、「あそこの側溝には雑草が流れを

せき止めていて、道路に流れるだよ」と。

なんで側溝の掃除をしないんだろう、と

疑問を投げかけると、妻は

「あの2軒は仲悪いから」と言います。

曰く、お互いの家が側溝の掃除をするのは

相手のほうだ、と譲らず、雑草を放置している

らしいのです。

それを聴いてうんざりしてしまいました。

 

どっちだっていいじゃん、やりゃいいじゃん。

 

 

 

 

妻とそんな会話をしながら、

昔あった話を思い出しました。

 

20代のころ、ご飯を食べようと入った

レストランの駐車場で、車をぶつけられました。

私が車を止めて駐車場所を探していると

突然、駐車していた車がバックしてきて

私の車の横にぶつかったのです。

ところどころ錆が浮いている軽トラの運転席から

出てきた相手は薄汚いおっさんでした。

 

私は止まっていたので相手の過失100です。

ただ、その薄汚いおっさんの車は任意保険に

加入していませんでした。

 

私の車は知り合いの車屋さんで直してもらいました。

車屋さんが「修理代はどうしよう?」と言いました。

私は、「もちろん相手に出してもらいます。」と返事をし、

相手の住所に請求書を送ってもらいました。

 

しかし、そこから全くなしのつぶてでした。

 

その話を知った私の父は、

「とりあえずお前が払え」と言いました。

車屋さんに迷惑がかかるからです。

私は渋々17万5千円を払いました。

 

それから私は「ナニワ金融道」になりました。

友人を連れておっさんのアパートに行き、

何度かお金の回収を試みました。

ところが、おっさんに会うことはできませんでした。

いつ行っても留守でした。

 

職場の上司に相談したら裁判所の申し立て

を教えてもらいました。調停を開いて

相手の出方によっては財産差し押さえも

辞さない気持ちでした。

 

しかし、それでも相手は出廷してきません。

差し押さええでも何でもやってみろ、という

ことだったのでしょうか。

相手の経済事情から差し押さえる物が

ない可能性があると言われ、調停員に説得されて

裁判を起こすことも諦めました。

 

それから結局、私は自分で修理代を払ったまま。

一銭も回収できていません。

 

書き起こすと、いまだに怒りがわいてきますが、

ただ、父には感謝しているところがあります。

 

お金の面で車屋さんを困らせずに済んだこと。

私のストレスは相当なものでしたが、

それをグッと我慢して飲み込んだこと。

世の中には不条理なんてもんがいくらでもあり、

黙ってそれを引き受ける振舞いも

場合によってはあるんだ、と学びました。

 

冒頭の側溝の雑草の処理の話も、お互いが

「おまえがやれ」という態度で譲らないことで

そこを歩く歩行者の人たちに迷惑をかけている

ことに気づかないのか。

それとも、見ず知らずの歩行者なんか

関係ない、自分のプライドが保たれれば

それでいいんだ、という話なのか。

 

いったい、いつまで「おまえがやれ」と言い続けるの?

いい加減にどっちかが折れなさい、折れた人のほうが

ずっと、ず~っと大人ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

え?私の向かいの家の側溝なら

私がやってあげればいいじゃない?だって?

 

 

 

 

…そ、そうですね、そういう意見もありますね。

ちょっと検討してみます(汗)