自分で言うのもなんだけど、
「完璧な人間」と思われがちな私です。
対人援助スキルが高い、
早く正確な事務処理能力、
多岐にわたる分野の知識が豊富、
県のケアマネの講師をしている、
ケアマネ専門誌へ原稿を掲載されたこともある、
顔とスタイルも抜群(!?)
こうしてみると一分のスキもない私は
ときに近寄りがたい存在でありました。
私のことをよく知る人たちにありがちなことで、
心を開いてくれ始めた頃によく言われた言葉が
私のことを「黙っていると、『不機嫌かな?』と思う」。
よく身内にも指摘されるんですが、
考え事をしているとき、必ずしているらしいのが
”眉間にしわが寄っている”。
はたから見ると怒っているように見えるらしいです。
こういうのが「近寄りがたい度」をさらに高めるのでしょう。
実際に前の職場ではそういう傾向が
強かったように思います。
ケアマネ同士では一人仕事的なことが多いし、
現場からもケアマネということだけで距離を
置かれる存在でありがちです。
ただでさえ私はそんなふうに見られているのに
歳をとればとるほどいじってくる人は少なくなります。
それだけに今のデイサービスリーダーの
立場になった私は、かなりいじられキャラ
でいるように意識しています。
にも書いている通り、
介護現場での私は、「仕事できない君」でした。
本当に介護技術力が低いことに輪をかけて
ぼんやりミス、うっかりミスを多発していました。
私自身もビックリするぐらい、できませんでした。
ただ、周りからの指導や指摘には真摯に向き合い、
改善しようとする姿勢だけは評価してくださり、
元々持っていた知識や対人援助スキルを
職場に活用するためには介護現場から
少し距離を置ける管理者的な立場のほうが
良いだろうということで、今の立場にいます。
どうも、”眉間にしわを寄せる”クセは
いっこうに改善されていないようですが、
自分の表情を真似られて「困ってますか?」とか、
「まじめに仕事しているように見えますよ」とか、
近寄りがたいと言われていたクセが
いじられる道具に変化しているのも
面白いなあ、と思っているところです。
今の立場になって4か月。
立場的には「上司」と言われるので、
ふたたび距離を置かれる危険性が
高まっていくことになりますが、
「ともだち関係」、「なあなあ関係」には
気をつけつつも、いじられるぐらいの人間、
それでいて頼られる人を目指していきたいなあ
と思っています。