NHKスペシャル、「AIに聞いてみた」を観ました。
マツコ・デラックスさんと有働由美子アナが
MCを務める番組でした。
AIを駆使して日本の諸問題に切り込む、
という感じでシリーズになっているようですが、
少子高齢化の原因の一つと言われている
生涯結婚しない未婚者の増加について
いろんな分析がなされていました。
中には眉唾っぽい分析もありましたが、
そういうのを含めて面白い番組でした。
番組では、結婚した人としない人の
行動をAIで分析して、どういう傾向があるのか、
といった流れで進行していました。
印象に残った分析を上げると、まず
「不健康である」といった回答をした人ほど
結婚する傾向にある、ということ。
例として沖縄県が平成10年代に男性の
平均寿命が1位の座を他県に譲り、
その後も順位が下がっていくことに
危機感を持った県の関係機関が
健診者数を増やすキャンペーンを
始めた時期に合わせて
結婚したカップルも増加に転じた
ということらしいです。
これは生物学的にみて、
種の保存への欲求が高まった結果なのか、
将来的に一人で生活していくことへの
不安からなのか分かりませんが、
男の自分の立場からの感想を言うと、
生活の多くを妻に依存している私のような男性は
特にそういうことを考えるのかもしれない、
と思いました。
(自分に何かあっても、面倒を見てもらえる)
というようなことが。
ただ、誤解のないように付け加えると
自分が実際に結婚した時には、
そんな計算はしてなかったですよ。
あと、男女ともに言えることのようですが
おしゃれな服装をする人より、
地味目な人のほうが結婚する率が
高いということ。
たしかにバブル絶頂期の頃、
ワンレン・ボディコンのヒョウ柄女を見て
ダサダサの、か弱い子羊だった私が
声をかけることなど、できるわけない。
そう思ったものです(笑)
番組の最後のほうで
マツコさんが良いこと言っていました。
「今までの男女平等は、
女性が男性に近づこうとすることが
目標だった。でも、これからは
女性目線の男女平等が必要」
なるほど、男女平等とか言って
女性の社会進出を進める政策が
なされているけど、あれは
将来的に生産年齢人口が減少することが
分かっているから、働き手を増やす
目的がありますもんね。
それは定年の引き上げー高齢者雇用も同じ。
女性目線の男女平等というのは、
どういうものか想像になっちゃうけど、
例えば、安心して子育てができる、
そこに男性がもっと介入するとか、
そういうことになるんだろうか。
そう考えるともっと社会保障が
手厚くならないといけないでしょうね。
でも、そうすれば経済的に
子供を育てられないと諦めてしまう
カップルも減るでしょうし、
それが少子化対策になるのかな。