「ケアマネ替えてくれ。替えて」

そう言われて久しぶりに凹んだ

私でした。

 

介護保険を更新したため、

サービス担当者会議の予定を

決めるために家族に

電話していた時でした。

 

「計画読むだけで終わるようなこと、

わざわざすることないだろうが」

「これは、国が決めた決まりなので

やらないとダメなんですよ」

「決まりって。国もインチキなこと

ばっかりやっとるがな」

 

厚労省の統計データ問題の

ことに憤慨されてたのでした。

ちょっと、今は関係ないんですが…。

 

でも、そういう私の気持ちが

言葉に表れてたのでしょうか、

余計怒らせてしまったようです。

「お前は”クソ”がつく真面目だな、

国の決まりって。Aさんは

そういうことを言わんかったぞ」

 

この方は最初に担当した

Aさんから引き継いだ人でした。

Aさんが退職したために

代わりに私が担当になりました。

事あるごとにAさんと私を比較し、

そう言われるのです。

 

「はい、分かりました。来週会議が

ありますので、そこで協議します」

「会議はそれからの話だ」と言って

電話を切られてしまいました。

 

話の流れで、後輩にその話を

したところ、後輩は

「相性がありますから。ケアマネは

相性が大きいですから」と、

至らぬ先輩を慰めてくれました。

その言葉で幾分、私も救われましたが、

でも、もうちょっと賢く振舞えなかったか、

と思います。

相性が大事というなら、

できるだけ多くの人たちと相性の合う

ケアマネジャーになる努力が必要です。

 

あるいは、計画を読むだけの会議だと

そう思われているということであれば、

開催してよかったと思われる会議に

することに努力しなければいけないですし。

 

職人ケアマネになるためには

もっともっと努力しなければいけませんね。