時代も変われば変わるもんだなあ、と思うのが、
このたびの帯ドラマのひとつ。
「健康的で文化的な最低限度の生活」ってタイトルで、
福祉事務所の生活保護担当の新米ケースワーカーが
主人公のドラマが始まりました。
このドラマはマンガが原作になっていて、
数年前に話題になっていたのを承知していました。
いつか読みたい、と思っていました。
私も救護施設という、生活保護を受けて暮らす施設の
生活指導員(その頃は「指導員」と言っていました。
今では「相談員」でしょうか。
これも時代を感じさせるひとつ)を5年ほどしていました。
その施設は通所施設も併設していましたので、
在宅担当になったとき、生活保護受給している人の自宅を
訪問することもしていました。
本当にいろいろあります、現実も。
けっこう踏み込んだお話しなども聞いたりしていました。
まさに、このドラマのように。
ドラマの主役は吉岡里帆さんで、
真面目で一途なキャラクターを演じていて、
当時のオレなんかより、吉岡里帆さんが
担当になってくれたほうが、
よっぽど利用者さんたち、とくに男性たちは
頑張って自立しようと思うだろうな、とか
(こんなこと書くと「性別差別」だとか
言われるんだろうか。これも時代を感じさせるひとつ)。
ケアマネジャーもケースワークのひとつですから、
勉強になることもあります。
「話をきちんと聞く」、「信頼関係がまず大事」、
「思わせぶりなことは言わない」など、
ふだんの自分の仕事に置き換えてみると、
耳が痛い思いもいたします。ドラマは現実と違い、
うまくいきすぎるストーリー構成ではありますが、
現実では壁にぶち当たっていることが多い、
とくに私のような者にはスカッとした気持ちに
させてくれるドラマでもあります。
面白いですよ。