一言一句にこだわってしまって

肝心の中身が、例えば

自立支援に資する内容になっているか、

生活の質の向上に寄与するものなのか、

ということに目を向けないと

いつまでたってもケアマネジャーの質

という問題を解決できないままになってしまう、

と思うのが私の考えです。

 

ケアプラン点検というものには

そういう問題がつきまとっている、

まさにそういう問題に

どっぷりつかってしまっている

点検を受けたときに

それが次に私の行動を規定する

動機付けになったという話でした。

 

そんな点検を受けたときに

ふっと頭に沸いたことが

(ケアマネジャーが書くケアプランって、

サービス事業者はどこまで理解してくれている

のだろうか)ということでした。

 

私が立てた仮説をはじめに言ってしまうと、

(そんなに理解されていないのではないか)

ということです。

 

一生懸命時間を割いて

それこそ一言一句にこだわって

ケアプランを書いたって

サービスを提供する側が

誤読したりするのはもとより、

読みさえしてなかったらどうなるのか。

 

きちんと伝わっていなければ

ケアプラン作成なんて

「ケアマネジャーはこれだけ

仕事しているんだ」という

ただのアリバイ作りです。

 

ケアマネジャーはどうして

ケアプランナーなどと名付けられずに

ケアマネジャーと名付けられたのか。

そういうことをもっときちんと

考えていったほうが良い。

 

ケアマネジメントの質を考えたとき、

ケアプランの文章「だけ」を

クローズアップすることに

私は抵抗感を持ちました。

 

私の仮説(=心配)が

実際にはどうなのか、と考え、

取り組んだお話を次回に書きます。