サービス担当者会議では

ケアマネジャーは調整役の

顔を見せていく、という話を

前々回にしましたが、会議をおこなう

意義について考えてみましょう。

 

サービス担当者会議に参加する

人たちは、大きく分けて

①利用者②介護者③サービス提供者

となります。

 

まず①利用者についていえば、

自分のためにこれだけの人たちが

集まってきてくれた、ということに

「スペシャリティー感」を

感じていただくことが大事です。

多くの利用者は今の状況から

疎外感を受けている場合が多いので。

 

②介護者についても疎外感を

感じている方にとってみれば

「自分の応援団がいる」と

心強く思ってくださるのが

良いことでしょう。

また、これからどんなサービスが

始まり、どんな生活になるのか、

少しずつ具体的に分かってくるのも

担当者会議の意義のひとつでしょう。

さらに複数介護者の場合、

役割分担や考え方のすり合わせが

できる場になります。

 

③サービス提供者にとっては、まず

利用者や介護者のことを知る機会

になりますし、サービスの全体像を

掴む場になります。

専門職同士の意見交換を通じて

自分たちの持ち場を確認することもできます。

 

おっと、忘れていました。

④ケアマネジャー

も会議の参加者の一人でした。

ケアマネジャーの役割は

1.会議の進行役 2.利用者の代弁者

の2つを使いこなす必要があります。

 

しかし、

この2つの役割を任せられることによって

ケアマネジャーは非常に難しい役目を

与えられているんだということを

次回に書きたいと思います。