家族関係のニーズを

探るには2つあると言いました。

 

ひとつめは、前回書いたとおり、

「介護放棄」があるかないか。

ふたつめが「過保護」かどうか、です。

 

このパターンは介護放棄と違って

見つけにくいパターンです。

過保護というのは、一見すると

とても熱心に介護をされてて、

文句のつけようがない、

問題ない、と見られますから。

 

発見の手がかりにできそうなのは

「介護者がサービスを拒否する」

という振る舞いです。

この辺、介護放棄と過保護は

共通しています。

 

理由に心当たりがなく、

「サービスを拒否する」とき、

要介護者と介護者の関係に

問題があるかもしれない、と

引っかかる感性が必要です。

 

サービスを拒否するとき、

よくある例をあげると、

「自分で何でもしたい」という

介護者の気持ちです。

「大切な親だから

誰にも関わらせたくない」

という人がいます。

(最近、そういう家族は

少数派ですけどね。)

 

「これが悪いことなのか」と

疑問に思う人がいるかもしれません。

たしかに、介護者のおかげで

要介護者が自立に向かい、

生活の質が向上していると

見られる場合は良いでしょう。

 

問題なのは、何でもしてしまって

自立を阻害している場合。

要介護者が介護者に依存しなければ

生活できなくなってしまう場合です。

介護者に何かあったら、

要介護者の生活にも悪影響を及ぼします。

 

同様に介護者自身も介護に異常な

生きがいを見出し、「共依存」の

状態になっているときには

注意が必要です。

いずれ介護の生活は終わります。

そのあとの介護者の生活をも

考えておく必要があります。

 

次回、もうひとつ特殊な例をあげておきましょう。