次は、経済に関するニーズです。
生活していくうえで
経済はとても大切な項目です。
しかし、デリケートな部分でもあるので
アセスメントには慎重に
ならざるを得ないところでもあります。
しかし、まったく触れないわけにも
いきません。
経済に行き詰ってしまうことは
とても恐ろしいものだからです。
例えば、介護負担が大きすぎて
家で看られなくなった時、
施設入所を選択することも
あるわけですが、
施設に入れるお金が負担できない場合、
先の見えない在宅生活を続けて
思い詰めて……ということも
あり得るわけです。
ただ、いくら経済が困窮しても
今の制度で施設に入れない
ことはありませんので
介護者の方は、どうか
思い詰めないでください。
さて、収入のアセスメントでは、
家族構成も併せてアセスメントする
必要があります。
まず、高齢者のみ世帯、
一人暮らし世帯の場合、
収入は、ほとんど場合、年金です。
現役時代の職業を聞けば、
年金の種類やだいたいの年金額を
把握することができます。
いっぽう、同居家族がある場合、
同居家族の事情も知っておく
必要が出てきます。
子供が介護のために離職して、
本人の年金だけで生活している場合、
経済的な余裕はあまりない、と
思ったほうが良いかもしれません。
いっぽう、同居家族が正職に就いていれば
あまり問題視する必要はないかもしれません。
ただし、介護者に子供(要介護者から見れば孫)
がおり、教育費がかかる、とか、
そういう事情があると、
一概には言えない部分があります。
「収入」の話から、「支出」の話へ
移ってしまうので、次回は
ニーズ⑮ 支出について
お話ししたいと思います。