前回の続きです。
ADL面をみるときに
「身体機能」や「病気の影響」を
見ることをお話ししましたが、
とくに「身体機能」に関連して
見ていく項目として「環境」が
挙げられます。
同じ程度の「身体機能」でも
環境によって自立できる場合も
(また、その反対も)あるからです。
難しい話ではありません。
手すりがあれば歩ける人、
車いすがあれば移動できる人、
ベッドなら立ち上がれる人、
補聴器があれば聞こえる人、
スプーンなら食べられる人、
スロープがあれば外に出られる人。
これらを「物理的環境」と言います。
もうひとつは「人的環境」。
介護者によっては、
自立を阻害するほどの
過保護な関係。反対に、
少しの助けで自立できるのに
放置されることにより
自立できない場合。
また、友人がいない、とか
部落とのつきあいがない、
といった環境にいるために
閉じこもりの生活が続き、
やがてADLの低下を見てしまう、
という人的環境もあります。