「ニーズは特定の数だけある」ということで、
今日はじゃあ、どれだけあるのか、
というところを書きます。
ニーズの分類は竹内孝仁先生から
教えていただいたものです。
人が生活するには、「衣食住」が揃っていることが
大切です。生活様式は時代や文化や民族性など
によって異なるものですが、
「衣類がない」「食べ物がない」「住まいがない」は、
現代では大問題となります。
これを支えているのは「お金」です。
よって「経済状況」が悪いと
すなわち「生活課題=ニーズ」となります。
衣食住を良い条件で維持していくためには
「家事」が大切です。
清潔な衣類、健康的でバランスの取れた食べ物、
快適な住環境、これらを可能にするには
「家事」行為が適切に行われている必要があります。
…私も母ちゃんに感謝しなきゃ(笑)
さて、「経済状況」や「家事」を安定的に維持していくための
ひとつの方法論として人間は「共同で生活する」ということを
考え出しました。
家族のあり方や考え方はずいぶん変わりましたが
ひとり暮らしでさえなければ、みなさん「共同生活」を
送っておられます。
一緒に暮らしていて、その関係性が変化すると
生活課題、ニーズになる可能性があります。
介護の話で言うと、高齢者自身が元気な頃、
自分のことは自分でできていたのが
共同生活者の手を借りて生活しないといけなくなったとき、
共同生活者の生活にも変化をもたらします。
「今までの自分の生活」+「介護」、
という生活変化です。それは「介護の負担」という
生活課題の始まりです。
介護の負担はときに「ストレス」を生みます。
いや、ほぼ大半がそうでしょう。
さらに共同生活が複数名で行われるとき、
ややこしい関係が生まれる可能性があります。
介護する人、しない人、といったように
役割分担が不平等に行われて
介護する人が、しない人に対して不満を持ったり
することです。「家族関係」の課題です。
家族の外からの関係でストレスがかかることも
ありますが、(親戚がうるさい、とか近所の目が、とか)
そういうのはとりあえず横に置いておきます。
(実践的には取り上げる必要が出てくる場合もあります)
こういったことが起こらないために、
まず考えることは、高齢者自身の
問題、という部分です。
介護保険は「自立支援」を掲げています。
そうです、要介護者が誰の手も必要なく、
生活できればいいわけです。
そのためには、要介護状態にならないように
「健康管理」をきちんとすることと、
自分のことが自分でできる、つまり
「日常生活動作」ができれば良いのです。
そして、最近よく言われ出したのは
要介護状態になる原因のひとつに
閉じこもり、ということがあげられます。
生活する範囲が狭くなるいと体力低下し、
健康を害してしまいます。
よって、「社会と交流する」ことも
大切な問題となるのです。
以上が、竹内先生が考えられたニーズです。
まとめると、
「①健康管理」「②ADL(認知症)」
「③介護負担」「④家事」「⑤経済」
「⑥家族関係」「⑦社会交流」
「⑧ストレス」の8つです。
次回から、このニーズをもう少し
詳しく見ていきたいと思います。