審査の結果、
要介護または要支援の認定が下りたら、
晴れて介護保険サービスの利用ができます。
スクリーニング(ふるい分け)で
「あなたはサービスを受けられます」と
お墨付けをもらうわけです。
次から、いよいよケアマネジャーの
出番となるわけですが、
たいていの場合、相談者がケアマネジャーの
事業所へやって来て、
「こんなサービスを使いたい」と
言ってこられます。
うちの場合は、デイサービス等の
通所サービスと併設しているので
デイサービス希望の方が多いです。
しかし、うちのデイサービスが
その方に合う場所なのか、
吟味しなくてはいけません。
介護保険の目的でもある
「生活の質の向上」にむけて
そのサービスが適切かどうか、
という見立てをおこなう必要が
あるのです。
もしかしたら、その人の近所の
デイサービスのほうが
知り合いも多く通っていて
生活のハリを持って元気になる
ってこともあるからですね。
その見立てのことを「アセスメント」と言いますが、
アセスメントをする前に
やらなくてはいけないことがあります。
それは何かというと、
「インテーク面接」です。
「アセスメント」という言葉と比較して
「インテーク面接」という言葉は
あまり知られていないと思っていますが、
最近、私はこのインテーク面接が
とても大切ではないか、と思うようになりました。
インテーク面接とは、
「一番始めにおこなう面接」のことで
相談者の悩みや困りごと、
考えていることを聞く場です。
どんな困りごとがあって
どんな生活をしたいのか。
それを聞くことから
ケアマネジメントはスタートします。
「デイサービス利用するには
どうしたらいいの?」
「はい、こうして、こうして、
こうしてくださいね。
じゃあ、来週からですよ」
これでは、ケアマネジャーは
必要ありません。
相談者の生活の困りごとを
解消するためには
相談者が知っている情報だけでは
できないかもしれない。
つまり、相談者がデイサービスに通いたい、
とだけ考えていても、
それでは「生活の質の向上」とは
ならないかもしれない。
介護、医療、福祉などなど
たくさんの知識や経験豊富な
ケアマネジャーがその専門性を持って
相談者の困りごとや悩みを
解決する早道を提案すること。
そのためには、相談者が
何に困っていて、悩んでいるのか。
それを聞く時間が必要なのです。
しかし、中にははじめから自分の悩みを
初対面の人に話せない人もいます。
そういう人のほうが多いかな?
そのための面接技術については
後日書くことにします。
なお、相談者にとっては、
これから先の相談などを
この方にお任せしても良いか、
といったことを考えるための
面接でもあります。
自分の生活を左右するケアマネジャーですから
ケアマネジャー次第で自分の生活が変わることも
大いにあります。
また、多くの人はケアマネジャーって
どんなことをする人なのか、
よく分からないと思います。
そういうことを明らかにしておくことも
インテーク面接の段階でしておきたいものです。
このようにして、ここから
相談者とケアマネジャーとの
「契約関係」が始まります。