ケアマネジメントはどこを目指す?
私たち専門職が利用者に関わる限り、
関わる以上は目指すところがあるわけです。
その目指すところを指し示している(であろう)
ところを抜粋すると、
第一条
この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、…(以下略)(介護保険法第1条)
人の世話にならないといけなくなっても、
つまり、要介護状態になっても
尊厳を持って生きられるために
国民全員で助け合っていきましょう、
というのが介護保険法の目的です。
ケアマネジャーのみならず、
介護保険に携わるすべての人が
心しておかないといけないところでしょう。
つぎに、介護保険は誰に給付されるのか、
ということが、第2条に書かれているのですが、
それは、要介護(要支援)状態の人に
給付されることになっています。
それに続いて第2項、第4項には
2 前項の保険給付は、要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われるとともに、医療との連携に十分配慮して行われなければならない。
4 被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。
(なってしまったものはしかたがないが)
とは書かれていませんが、
今以上に悪化してはいけないし、
できれば軽減(改善)してほしい。
そういう努力をおこないつつ、
能力に応じた自立した日常生活を
送れるようにしなければいけない。
というふうになっています。
そうなれば、第1条に掲げた目的の
「尊厳ある生活(人生)」が送れるであろう、
ということですね。
おそらく、要介護状態になった人たちは
皆さんそう思っているであろうと思いますが、
「人の手は借りたくない」ですね。
人の世話になってまで生きたくない。
人の手を借りないといけなくなった自分を
認めるのは大変苦痛でしょうし、
それでは自分のプライド(尊厳)が
許せないでしょうね。
高齢者が辛いな、と思うのは
「前はできていたことができなくなった」
ということでしょうか。
保持していた能力を維持できなくなった、
手放さなければいけなくなった、
その喪失感って、辛いな、と思うんですよね。
このへんが、先天的な障害を持つ人と
違うところかな?と想像します。
ということで、
ケアマネジメントが目指すところは
利用者の自立を支援する、ということに
落ち着くということでしょうか。