小林よしのりさんは漫画家で
「東大一直線」でデビューし、
「おぼっちゃまくん」などのヒット作を持ち、
現在は「ゴーマニズム宣言」という漫画で
活躍中です。
「ゴーマニズム宣言」では、
たくさんの人と敵対することもあり、
そのやりとりは、はたから見ると
とても刺激的です。
そんなやりとりの中で
よしりん先生が感じられたであろう
「プライドと偏見」の考察が
とても面白かったので紹介します。
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「プライドと偏見」について考察すると、誰もが自分が正しいと
思っており、論破されても、認めるよりは、「意固地なプライド」
を優先する。
「騎士道的なプライド」は良いものだが、「意固地なプライド」は
成長を阻害する。
人の成長には苦痛が伴うが、苦痛の原因は意固地なプライドで
しかなく、そんなものは捨てればいいだけなのに、人はそれを
捨てる勇気を持たない。
意固地なプライドを破壊するのは、人にとっては存在理由の
崩壊にも繋がりかねないものであり、年をとってからそれを
やれる勇気は持たない人の方が多い。
自己の存在理由があやふやな人は圧倒的に多いから、意固地な
プライドは捨てられない。
意固地なプライドを持つ人が自己正当化のために誰かに「偏見」
を持った場合は、もうその「偏見」は消えない。
「プライドと偏見」が硬く結びついて、その人の存在理由と
なっているからだ。
意固地なプライドに執着する人は、自分で墓穴を掘っている
だけなので、気の毒な人だ。
憐れんであげよう。それしかない。
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「プライド」って、
必要なものでもあるが
邪魔になるときもある。
「ケアマネジャーは、利用者のことを
一番知っていないといけないから」と考え、
必要な知識を必死で学ぼうとする姿は
ケアマネジャーの仕事にプライドを持っているから。
だけど、「ケアマネジャーは、利用者のことを他の専門職からアドバイスを受けても
一番知っていないといけないから」と思うがゆえに、
受け入れられないのは意固地なプライドが
邪魔してしまうから。
だから、私たちはプライドをもって
仕事をするべきだが、
プライドに振り回されてはいけない。
プライドの殻を破って
相手の意見を吸収していけば
その人の成長は速くなるのに、
そうしない人が多い。
せめてこのブログを読んだ人だけは
意固地なプライドを超えて
成長していきましょう。