「自立支援できた例」を自由記述で

あげてもらい、キーワードを

「身体」・「社会」・「精神」の

3つのカテゴリに分けました。


その結果がこちらです。




「身体面」をあげたケースが56%。

「食事が自分で食べられる」

「車イスから歩行器に変わった」

というようなケースですね。


この身体面について書かれたものが

一番多かったです。


ついで「社会面」。20%。

「畑ができるようになった」とか、

「行動範囲が広がった」とか、

社会性をあげたケースです。


そして「精神面」をあげたのが17%。

「意欲が出た」「表情が明るくなった」

「BPSDが消失した」というようなケースです。


ということで、「自立支援」という言葉には

「身体面」がいちばん注目される、

という結果になりました。




これをもう少し詳しく見てみると、






この2つのグラフのうち、

上が介護職員の回答、

下がケアマネジャーの回答です。


四角の形が明らかに違いますよね。


介護職員のほうが

より「身体面」のことを

あげていることが分かりました。

いっぽう、ケアマネジャーは

「社会面」・「精神面」の割合が

多い結果になりました。




さらに「身体面」の内訳を見ると



こうなります。


介護職員はおもに「ADL」の項目を

より多くあげました。

いっぽうのケアマネジャーは

「健康」の項目を多く上げています。

介護職員は「健康」の項目はゼロ。




これはどっちが悪いだのどうだの

という話ではなく、仕事がら見る視点が

違うんだなあというお話しです。




このグラフを覚えておいてください。

次回からのお話しはもっと面白くなりますよ^^