くう~ぴい~、
3分くっきんぐう~~
♪てけてってってってって。
てけてってってってって。
てけてってってってってってってって、
てってってって♪
先生)
さて、すっかり秋も深まってまいりましたね。
ということで、ただ今、ケアマネ業界では
旬の食材、「自立支援」を料理していきます。
アシスタント)
先生、
今日は「自立支援」がメインの食材ですが、
どんなふうに料理していくんですか。
先生)
そうですね。
一口に「自立支援」と言いますが、
その中身はいろいろです。
そのエッセンスを抽出するために
コツコツ煮込んでいきますね。
そうするととっても味わい深い
ことになりますよ。
アシスタント)
どういうことですか?
先生)
例を上げてみましょう。
①退院時、右手で箸が持てなかったが、
今は箸を使用し食事される。
これもアンケートの回答のひとつなんですが、
この回答をされたケアマネが何を持って自立支援だと
思ったかというと、「箸を使用して食事をする」というところで、
つまり「食事の自立」なんですね。
アシスタント)
はい。
先生)
これはどうでしょう。
②掃除するとき、声かけし一緒に行っていたが、
そのうち自分のほうからされるようになりました。
例えばこれなんかは、「掃除が自立した」ということですね。
アシスタント)
はい、なるほど。
先生)
こうした感じで、回答を見ていくわけです。
③本人の意向または家族の意向をふまえて関わることで
本人のやる気につながった
これはちょっと①②の例と違う感じがしますが、
まあ、「やる気が出た」というところを
自立支援にとらえた、ということではないでしょうか。
さらに
④認知症状が落ち着き、自分ができる役割を自信をもって
されている
これは、
「認知症状が落ち着き」というところもそうですが、
「役割を自信をもって」という部分も自立支援に
ふさわしいように思いますがいかがですか。
アシスタント)
そうですね、ひとつの文章に2つ以上の自立支援が
書かれていることもあるわけですね。
先生)
そうです。
こうして、回答の中から「自立支援できた」と
思った部分をみつけていくんですね。
アシスタント)
そうするとどうなりますか?
先生)
「人生は10人10色」とも言われますが、
嗜好や環境、人生歴などに多少の違いはあっても、
人の生活には共通している部分も多いんですね。
ですから「自立支援」をどうとらえているか、
というところも共通するところ、
傾向がみえてくるんですね~。
アシスタント)
それでは、もういちど
今日の料理を振り返ります。
「自立支援」ができた、という回答が
97人から寄せられました。
その回答の中で
(何が「自立支援」できたのか)
という部分を抜き出します。
そうして共通項をみつけていく。
そういうことでよろしかったでしょうか、先生。
先生)
はい、それではその傾向については
来週お話しましょうね。
♪てけてってってってって。
てけてってってってって。
てけてってってってってってってって、
てってってって♪

