(前回は>>>こちら。)


どうでした?

とても長い文章を引用してしまいましたが

読んでいただけましたでしょうか。


このエピソードを聞いて、

真っ先に私は、認知症の人を

介護する家族のことを思い出しました。




認知症の症状は、周囲の環境と

折り合いが悪くなって、

症状が悪化することがありますよね。


呆けてしまった妻を怒鳴る夫とか、

物取られ妄想の標的になる嫁とか、

排泄の失敗をなじる息子とか。


周囲との関係が原因で症状が悪化する場合、

それを改善させないまま症状が良くなることは

ほとんどありません。


そして、こういった状況は、ご本人はもちろん、

介護家族にも多大な負担感をもたらし、

在宅生活に支障を来たすことも少なくありません。




ですから、在宅生活を支えようと思ったら、

ご本人と周囲との関係を改善させるための

介入を試みなければなりません。




しかし、だからといって

「認知症の人を理解しましょう」だなんて、

自分は高いところ身を置いて、

介護に憔悴しきっている人にむかって

見下すように言っても、

言われたほうは、できない自分を責めるか、

振る舞いが変わることはまれでしょう、

「理想と現実は違うのよ」とか言って。




とはいえ、認知症の人のほうが

周囲に合わせて、ふるまいを変えることが

困難であることは明確なので

介護する側が変えることのほうが

現実的なのはたしかです。つまり、

「パーソン・センタード・ケア」ですね。




さて、その進め方なんですが、

私にはその方法論を今まで

持ち合わせていませんでした。


できることといえば、両者の摩擦を

できるだけ少なくするために、

通所サービスなどを使って引き離すとか、

介護者の苦労話を聞いて、聞いて、

聞きまくるとか、そういうことしか

できない3流ケアマネでした。


ただ、前回のお話しをヒントに、

もう少し知恵を絞ってふるまえば

3流の私も2流半ぐらいになれるかな、

と思いました。


次回、もう一回、別の文章を

引用させてください。


(次回に続く。)



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