今日、お邪魔したお家は

高齢のご夫婦2人暮らし。


話は、この時期恒例の

花見のことになりました。




デイサービスを利用している

おじいさん。今年で丸3年に

なります。


「去年は4月の半ばに

どこどこに連れて行って

もらっただけど、今年は早いけ、

もうそろそろ行かないけん」

と、おっしゃいました。


それを聞いて、おばあさんは

「あそこの桜は、まだつぼみも

ついてないに、まだ早いわいな」

と、たしなめました。


あそこの桜とは、

家の裏にある山の

中腹にある山桜のこと。


「この部落の入り口に

桜が2本あるだら。

あれが一番早いに」。


そ、そうですか。

全然目に入らなかったです。


おばあさんの言うことには、

部落の入り口にある桜が

この部落では一番早く咲き、

続いて、山のあそこのある桜、

つぎに家の裏にある山桜と…

という順番で咲くそうです。


どこに桜があって、それがいつ咲くか、

どんな順番で咲くか、ということを

すべて知っているおばあさんです。


小さい頃からなじみのある

部落の桜の咲く時期が

体に染みこんでいるかのようです。


帰り際、おばあさんが言っていた

部落の入り口にある桜を見てみると、

つぼみはふっくらと、そして赤く

なっていました。





(この調子だと来週半ばが見ごろかな)





こんなに四季のはっきりしている

日本に生まれたのだから、

季節の移り変わりのこういうところに

目が行かないともったいない。

そう思った次第です。






正しいケアマネの歩き方  ~ケアマネタマゴが贈るケアマネ道!~-ブログランキング にほんブログ村 介護ブログ ケアマネージャーへ