今年、私が住んでいるところの自治会で

班長を1年間務めさせていただくことに

なっております。こういう地域とのつながりは

今まで親任せにしていたので、戸惑いの

多い1年になるのではないかと思っていますが。




その集まりでこんな話を聞きました。

よその班のお話です。A班としましょう。

そこの班長さんから聞きました。




A班に所属する母娘の2人暮らし世帯。

母70代後半、娘40代前半。


班長さんのところに母親から電話がありました。

「私も体が悪くて、病院通い。一斉掃除は

免除してもらえないだろうか」とのこと。


「娘さんがいるでしょう。自分がダメだったら

娘さんに出てもらったら?」と班長さんは

言いました。ところが、母親、


「娘は人前に出るのがイヤなので、

許してもらいたい」と言います。聞けば、

娘は自分が結婚していないことに

恥ずかしさを感じ、近所の集まりに出るのが

恐いとのこと。


「でも、どの家も誰か1人は出るし、

出られない理由でもないんだから

なんとかならんかねえ。他にも

しめしがつかないし」と、なお言うと


「じゃあ、私らは自治会から外れさせて

もらいます。そうすればいいでしょ」と

言ったそうです。


班長さんは困ってしまって、「そういうことは

私では何とも言ってあげられないから、

区長さんのほうに言ってくださいよ」と

言って、電話を切ったそうです。




私はその話を聞いて

どよ~んとした感じを

受けてしまいました。


その母娘の行く末が、

おぼろげながら見える。


「地域包括ケアシステム」なんて

言いますが、母娘のように考えてる人、

少なくないのではないでしょうか。

みなさんの街ではどうでしょう。




最近、「地域社会を考える」研修会に

参加していました。そこで聞かされた

都会の孤独死の数々。多くは、

亡くなったあと、異臭がきっかけで

見つかるのだそうです。


講師は言いました。

「出来のいい息子でも、どっか遠くへ

行っちゃったら、何にも頼りになりませんよ。

いざというときは、隣近所です」と。




私も若い頃は、まったくわずらわしいものに

感じていたことを正直に告白します。


何とかして自分たちの街を盛り上げたい

といって、夏祭りなんかを催していた

3~4つ上の先輩たちを少し覚めた目で

見ていました。


今でも近所づきあいは苦手なほうです。

避けられるものならそうしたいと思います。


でも、つきあいはしとかないと。


「何かあったときは助けてくれるし」って

計算高く構えてるわけじゃないんですが、

近所がつながるためには誰かがその役目を

果たさなければならない。そのために

今年、私は班長になったわけです。もちろん、

立候補じゃなく順番が来たから、ですけどね(笑)




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