さて、いよいよ今日が最後です。
残るテーマは医療との連携と
施設ケアマネについて。
医療との連携はまだまだできていない、
多職種を巻き込んでケアマネジメント
していないな、という評価です。
そのためには、
①ケアマネの研修で医療に関する
カリキュラムを充実させる
②ケアプランを主治医に情報提供する
③地域ケア会議では医療関係職種も
多数参加させる
④自立支援にリハビリは不可欠だから
リハビリの基礎的な知識を得る機会を
つくる
福祉用具を使う場合もリハビリの評価に
基づいて行う
ということが挙げられていました。
福祉用具の縛りは毎回いろんな形で
言われていますが、今後はリハビリ職の
助言・評価を必ず受けよ、となるのかなあ、
と思いました。
ケアマネが福祉用具事業者と結託して
なんでもかんでも貸したらいけませんよ^^
…そんな事業者があるのかなあ。
介護保険施設のケアマネジャーは
制度が始まってからずっと不明確なのですが、
今回ではっきりするのかな、と思ったら
施設の生活相談員、支援相談員も
介護支援専門員の資格取得を進めていってよ
ということだけ書かれています。
「ああ、これは近々、施設の相談員は
ケアマネ資格を持っていないとなれない、
ということになるな」と思いました。
また、さらっと「地域ケア会議で施設ケアプランに
ついても検討していきなさいよ」とありました。
…まったく明確になっていない(苦笑)
いったい、いつになったら
「ケアマネジメントって何?」
「ケアマネジャーって何をする人?」
という問いに答えてくれるのかなあ、
と、暗澹たる気持ちになりました。
そのくせ、
「ケアマネジメントの質を上げよ」
って言うんだから。
「医療との連携をきちんとしよう」
「アセスメントの過程が分かるように
新たな書式を作ります」
「ネットワークを構築なさい」
それがケアマネジメントの質を
上げる方法だ。
だから、そうすることで
何を、どうしろと。
「自立支援を志向しなさい」
では、聞こう。たとえば
終末期を迎えている人の
自立支援とは何か。それでも
歩けるようになることなのか。
食事や排泄の自立を目指すのか。
答えはそれぞれで考えてくださ~い(笑)