「バイタルサインの決め時」、
最後は体温です。
おそらく、体温は一番身近な
バイタルサインだと思います。
ほとんどの家に体温計は
あるでしょうし、生まれて今まで
体温を測ったことがない、という人は
いないでしょう。
「体温なんてみんな知ってるよ^^」
という声が聞こえそうですが、
改めてご確認を^^
細胞が活動するときは必ず
熱を発生させています、
糖質と酸素を使いながら。
体温を測る場所は、①腋、
②口の中、③直腸がありますが、
①②③の順番で少しずつ高い
値が出ます。
人間の体温を調節するのは
視床下部にある体温中枢。
視床下部は大脳の下にあります。
体の芯の温度は38℃ぐらいを保ちますが、
体表面に行くにつれて下がり、
腋のあたりでは36.5℃になります。
一定の体温を保つ体温中枢ですが
それ以上に体温を上げる理由は
体が細菌などに感染してしまった
場合、それをやっつけるために
体温を上昇させます。
また、視床下部が脳腫瘍などで
機械的に刺激される場合。
この2つがあるそうです。
体温中枢が体温を上げたい場合、
体が震えることによって熱をたくさん作り、
皮膚血管が収縮することで熱を
逃がさないようにします。
これがつまり、「悪寒(おかん)」です。
のつもりが「おばちゃん」をupしてしまいました。
めちゃめちゃベタで恥ずかしいです(*^.^*)
大晦日の「笑ってはいけない…」楽しみですね(笑)
さて、悪寒の時期では体を温めて
あげることが必要です。
命令どおりの体温まで上がったら
悪寒はなくなります。このときを
「極期(きょくき)」といいます。
この時点では全身の熱感と顔面紅潮
がおこります。
このときには「アイスノン」ですね^^
細菌などの発熱物質が減少すると
「解熱期」にさしかかり、皮膚血管が
拡張して汗をかき、体温は急激に
下がっていきます。
というメカニズムだそうです^^
さて、体温のバイタルサイン、
どのあたりが報告どきか、という
ことですが、体温計はだいたい
「37℃」が発熱の境ですが、
37.1℃などは悩ましいですよね。
そのへんは臨機応変ということで
私が参考にしている本では「38℃」以上
は報告しましょ、ということでした。
さて、基本のバイタルサイン
「血圧」、「脈拍」、「呼吸」、「体温」
とひととおり書いてみました。
これにプラスして「意識」の
5つは押さえておきましょうね^^
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