今朝、TVを見ていたら
中村勘三郎さんが
亡くなった、というニュースが
流れていました。
57歳だったそうです。
「若い」。そう思った方は
少なくないと思います。
私の勘三郎さんの思い出は、
まだ「中村勘九郎」を名乗っていた頃、
TVで笑福亭鶴瓶さんと軽妙なやりとりを
していたのを覚えているくらいですけど、
”古い”、”硬い”といった、歌舞伎に対する
私のイメージを変えた方でした。
明るく、華のある役者さんでした。
ここから病気の話になりますが、
勘三郎さんの最期は、
「急性呼吸窮迫症候群」という
病名だったそうです。
この病名、私は初めて聞きました。
ワイドショーで「人工肺を装着していた」
とのことでしたから、ご自身の肺は
機能していなかったのでしょうか。
私のような医学を体系的に
学んだことのない人間は、
このように聞いたことがない病名を
目にすると、たちまち苦手意識が
顔を出してしまいます。
でも、病名をひとつ残らず知っておく
必要はないんですよね。
知らなくても苦手意識は
解消するんだ、と思っています。
その秘訣は、からだの「しくみ」と
「はたらき」を知っておくこと、です。
そして、「しくみ」が壊れて、「はたらき」が
うまくいかないことが「病気」です。
「病気・病名」を知らなくても、
「しくみ」や「はたらき」が正常でない
ときに起こっている、患者さんの「変化」や
「大変さ」を”イメージ”できればいいんじゃ
ないかと思っています、
…少なくとも私はそう思っていますが、
どうですか(;^_^A
中村勘三郎さんが亡くなったことに
かこつけて、自分の主張を書いてしまい、
申し訳ありませんでしたm(_ _ )m
改めてご冥福をお祈りします。