(前回は>>>こちら)


昨日は大腸がどんな働きをして

大便を肛門まで送っていくか、

ということを書きました。


それを踏まえて、今日はまず、

「なぜ便秘になるか?」ということを

お話ししていきます。


大腸は自律神経に支配されていますから、

私たちが排便のことに意識をむけなくても、

「たまれば勝手に出る」ことになります。

しかし、それが上手くいかなくなると

便秘、ということになりそうです。




便秘になる原因は大きく分けて2つ。

ひとつめは「便の量が少ない」こと。

便が直腸にたまって、腸の壁を

刺激することで便意を感じ、排便

したくなる、ということでした。


しかし、たまっている便の量が少ないと

腸を刺激するまでには至らず、

いつまでも便意をもよおさないことに

なってしまいます。


ふたつめは「蠕動(ぜんどう)運動が鈍い」

こと。便は腸の蠕動運動によって

排便に至りますが、その動きが鈍いと

排便することができません。




では、いよいよ下剤の話になりますが、

下剤は、便秘の原因になる、この2つの

ことを解決する薬です。


「便の量を増やす」、「腸の蠕動運動を促す」の

どっちにも効く、という薬は、私が調べた限りでは

ありませんでした。


「腸の蠕動運動を促す」ものの

代表としては浣腸があります。

同じく肛門から入れる座薬もあります。


これとは別に、口から飲む錠剤や

液体があり、これらは「峻(しゅん)下剤」

あるいは「刺激性下剤」といわれる

種類の下剤です。



この峻下剤は、むりやり腸の蠕動運動を

促すものなので、常用すると腸が怠けて

しまって、徐々に量が増えたりするそうです。




(続く。)




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