今日は、デイサービスの家族会に

参加しました。

私が担当する利用者さんのお嫁さんが

お話しをされると聞いたからです。




きっかけはお盆明けの

デイサービスで、でした。




90歳になる、このおばあさんは、

月曜日から土曜日までデイサービスを

利用されているんですが、

デイサービスがお盆やお正月で

3~4日休みがあると、休み明けの

利用日には必ずといっていいほど、

ヨタヨタして来られます。




それが、今年のお盆明けには

いつもと変わらないような歩きぶりで

やってきて、職員はビックリしました。


デイサービスの管理者は、お嫁さんに

「なんでそうなったのか」ということを

聞いたそうです。


その質問に返ってきた答えは、

「起きる時間を増やしました」。




デイサービスの管理者は(これだ!)と思って、

ほかのご家族にも聞いてもらいたくて、

家族会で、このお嫁さんに話をしてもらおうと

この会を企画したわけです。




お嫁さんは、県が主催する「介護塾」に

参加していらっしゃいました。


その塾の中で、「水分摂取、運動の重要性」に

気づかれて、自宅にいる日曜日は

「離床時間を延ばすことに気をつけた」

と言っておられました。

その離床時間は4時間。


それだけで笑顔が増え、

発語が増え、食事も自分で食べ、

立位もしっかりしてきた、とのこと。

寝たきりの人にとっては、起きるだけでも

立派な運動になるんですね。


より元気になったおばあさんを見て、

現在は6時間まで延びています。




さらに、「ただ座っているだけでは暇を

もてあますから、座ってできることが

何かないだろうか」と考えたことが生け花。


この間、職場で文化祭をしましたが、

それに触発されたお嫁さんが、

(生け花ならできるかも)とひらめいたそうです。




実は、おばあさん、若い頃は

近所で結婚式や何かの催しがあると

生け花を頼まれていたとのこと。


「寝たきりになってからは、箸しか

持たなかったですけど、まさか

はさみを持って花を生けるなんて」と

本当にビックリしたそうです。






一見、寝たきりのように見えても、

力はまだまだ残っている。


そんな人をたくさん見逃していないでしょうか。







…と偉そうに言っても、私には

説得力がありません。


だって、このお嫁さんがしたことは

本来ケアマネジャーが気づいて

あげなければいけないことですから。





と反省しつつ、この話には続きが。

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