この前、ニュースにも出てましたが、
日本の小麦の消費量が米の消費量を
上回ったそうです。
食の欧米化が進んでいる例として、
米の消費量が年々下がっていると
よく言われますが、実際のところは
どうでしょうか?
昨日、講演会に参加しました。
講師は内田 樹(うちだ・たつる)先生。
教育論、メディア論、武道論、
漫画論、中国論、アメリカ論など
本当にいろいろな分野にわたって
ご自身の考えを著書になさって
おられるんですが、専門は
フランス文学だそうです。
今日も介護の話とは違うけど
ゆるしてね(笑)
今回のタツル先生の講演は
「今後の日本経済」についてでした。
先生いわく、「これから脱市場、
脱貨幣の時代がおとずれる」とのこと。
どういうことかというと、
お金が必要なくなる
世界になる、ということ。
びっくりするでしょう(笑)
冒頭で、「小麦の消費量が米の
消費量を上回った」と言いましたが、
先生は、「お米よりパンを食べている
人はいますか?」とたずねました。
そういえば、うちのメインは
お米です。
朝食こそ、パン食が多くなりつつ
ありますが、1日3食パン食って
ことは皆無ですね^^
「米よりパンを食べている」?
ちょっと疑問に思ってきたゾ^^
先生はこんな実体験をお持ちでした。
「うちは、しばらく米を買っていません。
いろんな方からお米が送られてくるんです。
だから、買わなくてもすんでいます」。
タツル先生いわく、こんなことが
日本の多くのところで行われている
のではないか、と。
先生の知り合いの話では、
「米が市場に出回っているのは、
全体の6割だ」と。
残りの4割は「贈与」されているんだ、と。
タツル先生は、「米の消費量が落ちているのは、
米が贈られているからではないか」と言いました。
そっか~。米は市場に出回らずに
ごくごく身内の間で循環してるんだあ。
ここから先生は、脱市場・脱貨幣の話を
していかれるんですが、長くなったので
また次回^^
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