まもなく9月も終わり、
10月になると、私の住んでいる
ところでは秋祭りが行われます。
ということで、この季節になると、
ふだんは会わないような地元の人と
久しぶりに再会、みたいなことも
あるんですが。
そこで出会った知人は、
ずいぶん痩せていました。
なぜ、痩せていたかというと
彼は糖尿病でした。
健康的に痩せたなら
ぜひそのダイエット方法を
教えてもらうところだったんですが、
単に病的な痩せでした^^;
糖尿病というと、食べ過ぎ・飲み過ぎで
肥満体型で病気になる、といったイメージが
あると思うんですが、体重減少も糖尿病の
重大な症状なんですね。
「糖尿病でなぜ痩せる?」。今日のテーマは
これでいきましょう^^
まずひとつめに考えられるのは、
「尿量が増える」ことです。
看護師さんから聞いたことだったんですが
理由は知りませんでした。
糖尿病になるとおしっこが増える、
ってこと、知らない人も
多いんじゃないですか?
調べてみると(ふ~ん、なるほど)と。
糖尿病は、血液の中に糖分(血糖)が異常に
増えている状態です。いわば、
「たくさんの砂糖を溶かしている状態」
です。砂糖水なんですね。
いっぽう、細胞の中の水分は
細胞の外の水分より糖分が少ない
状態です。
細胞膜で仕切っている、糖分の濃度が高い水
(細胞外液)と濃度が低い水(細胞内液)は
どうなるかというと、濃度を一定にするように
働きます。
砂糖水に水を入れると、ちょっと薄い砂糖水
になるのと同じですね。
一定の濃度になるように働くのです。
浸透圧を考えればいいわけですね。
では、糖尿病ではどうなるかというと、
細胞内と細胞外の濃度を一定にするために
細胞内液が外に引っ張られてしまうのです。
こうして細胞外液が増えると、
「水、ありすぎ~」って思って
おしっことして排泄しますよね。
これが「糖尿病の多尿」の理由です。
必要以上におしっこが出ると、
それは「脱水」ですから、
からだは水分を欲します。
そうですね、「糖尿病は喉が渇く」
症状がありますよね。
ちなみに喉が渇くからといって、
ジュースやコーラなどを飲むと
ますます悪循環。
血糖値はぐんぐん上昇します。
こうして必要以上の排尿があって、
体重が減少するのでした。
(もうひとつの理由は次回に続く^^)