研修会の打ち合わせに行きました。
認知症ケアの研修会で、私は主催者として
この会の切り盛りをしています。
資料を見ながら、当日の進め方の
確認をするのですが、主催者のメンバーの
1人がメガネを取り出しながらこう言いました。
「最近、メガネがないと字が見づらくて。
老眼なんですよ、お恥ずかしい」
何気ないひと言。ほんと、誰でも
歳を重ねると、ついこぼしてしまうような
言葉なんですが、今日はちょっと引っかかりました。
引っかかったから、記事にしてるんですけどね^^
「あなた、いま、“お恥ずかしい”と言いましたね。
老眼のどこが“お恥ずかしい”んですか。
歳をとれば、多かれ少なかれ、
みんな、そうなるじゃないですか。
だいたい、歳をとると起こる体の変化を
“お恥ずかしい”と言うとは、高齢者を
バカにしてますよ。そんなあなたが
高齢者介護の研修会を催すメンバーの
1人だなんて、おかしくて笑っちゃうわ!」
なんてこと、心の中で言っていました(笑)
言えませんよ、面とむかって^^
まあ、これは最近、これといったネタがなくて、
むりやりこんなのをネタにしてしまったんですが(笑)、
でも、本当は、「老眼=お恥ずかしい」という
思考回路は、当然と言えば当然と思います。
若い頃と比較して、
物覚えが悪くなった、体力がなくなった、
食が細くなった、眠れなくなった、
耳が遠くなった、歯が悪くなった、
シワが増えた、抜け毛が多くなった。
こういうことになって、
「やった~!うれし~!!」と
思う人は、まずいないでしょうね^^
みんながみんな、残念だと思うだろうし、
中にはお恥ずかしいという気持ちにも
なるのが人情。
私も一昨年の部落の運動会で、
白面競争に出たときに勢い余って
“肉離れ”をしてしまいましたから。
どう思います?リレーとかならまだしも
あんまり全力で走ることのない、白面競争で
肉離れを起こしたんですよ(笑)
あ~、今年ももうすぐ運動会がある…。
ま、前科がありますから、「出てくれ」という
声はかからないと思うんですが(笑)
あ、話がずれてしまいました^^;
ただ、メンバーの「老眼=お恥ずかしい」と
いう、悪気のひとかけらもない、ごく自然と
出た言葉を聞いて、「歳をとる、衰える、
世話をしてもらう」といったことの恥ずかしさ、
情けなさって、やっぱりあるんだろうな、
どんなに素晴らしい介護をしたとしても…
と、思うような出来事でした。
「記事、よかった!」という方、クリックを。