ステロイドのもうひとつの作用、

「免疫抑制作用」のお話をします。



まず、「免疫」とは何でしょうか。



人は外部から侵入してくるいろいろな

異物(細菌やウィルス)に対抗して

「免疫(抗体)」を作ります。



ですから免疫は、異物が入り込まない

番人の役目をしているんですが、

時々、がんばりすぎちゃってしまう

ことがあるんですね。



例えば、花粉症は、花粉を追い出すために、

「くしゃみで吹き飛ばす」「鼻水で流す」

「鼻づまりで入らないようにする」といった

反応を起こしますが、花粉は有害ではない

のです。このように間違った反応をするのを

「アレルギー反応」と言います。



ステロイドはこのアレルギー反応を抑える

仕事をしてくれるのですが、同時に

正常な免疫反応も抑えてしまう、つまり

異物の侵入を許してしまう、というわけです。







前も言ったように、ステロイドホルモンは

もともと体の中で作られている物ですから、

ふつうは、ちょうど良い量が分泌されています。

それを外から入れて、量を増やす形になるので

気をつけなければいけないわけですね。



糖尿病の人がインスリン注射するのと

同じことですね。





ステロイドは大量投与すると、

病気に感染しやすくなったり、

糖尿病やムーンフェイスになったり

します。また、長期投与を続けると副腎が

怠けてしまって機能低下を起こしたり、

骨粗鬆症や高血圧、高脂血症などのいろんな

副作用があるみたいです。



ですから、必要なくなれば投与を打ち切る

わけですが、止め時は必ず医師と相談する

ことになります。



ホルモンって、本当に微妙な加減で

体の中に存在するみたいですから、

その加減を医師は、症状を診ながら

決めていくわけですね。



多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ、

減らしすぎてもダメ、ということですね。







というのが、ステロイドの話なんですが

いかがでしたか?



看護師さんは、よく薬のことを

ご存じで、私が「腰が痛いんですよ」と

言うと、「ロキソニン飲みなさい」とか、

先生に「マイスリー出してもらえません?」って

なかなか寝付けないときに言ってたりしてますね。



薬は上手につきあうと快適に過ごせますね。



ただ、自己判断は絶対ダメですよ!

当たり前ですけどね^^




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