先日、同じ職場の看護師さんが
マスクをしていたので、
「どうしたんですか?風邪ですか?」と聞いたら、
「そうなのよ。すぐ風邪を引いてしまうのよ」と
ややガラガラ声で答えられました。
「それでね、これがいいのよ」と看護師さん。
見せてくれた薬は、ベージュの錠剤でした。
薬の名前はプレドニン。
ステロイド薬です。
「私の場合は、短期間にスカーッて
治したいのよ」と言いました。
ステロイド薬。看護師さん曰く、
何にでも効く、万能薬だそうです。
みなさんはステロイドのことを
どう思いますか?
私はケアマネの仕事をするまで、
ステロイドって何?みたいな感じでした。
ま、今でもそういうところがあるんですが^^
でも、ちまたの話では、
「副作用がきつい」、「あまり飲まないほうが良い」
「膠原病やアトピーの薬ならこれだよ」、
「ムーンフェイスになるよ」などなど、
いろんな話を聞かれたことも
あるのではないでしょうか。
ちょうど、ステロイドの話が出たので
さっそく調べてみました。
もともとステロイドは、自分の体の中で
作られている物質だそうです。
腎臓の上に乗っかっている「副腎」という
臓器の表面の部分、「副腎皮質」で
「ステロイドホルモン」を作っています。
ステロイドってホルモンのひとつなんですね。
ステロイドホルモンは一定の濃度で
体中に存在しています。
このホルモンはどんな働きをするかというと、
「炎症を抑え(抗炎症作用)、免疫のバランスを保つ
(免疫抑制作用)」働きをしています。
さて、「炎症」とは何だろう、ということですが、
まさに体が“燃えている”状態です。
風邪をひく、ケガをする、痛みがある。
体がこんな状態のときは、その部分の細胞が
傷ついています。
そのとき、傷ついた細胞を修復したり、
片付けたりするするときに“燃える”のです。
それは、(発熱)(発赤)(疼痛)などの症状
として現れます。
ステロイドの仕事のひとつ、「抗炎症作用」は
この燃えている状態を抑える、いわば「消火器」の
役目を果たしているわけですね。
(つづく。)
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