さて、昨日のクイズの答えを
発表しますね^^
…と、その前に。
問題の中にいろいろな神経が
出てきます。まずは、これを
整理しておきましょう。
頭部の中にある脳と背骨に沿って
通っている脊髄、これを合わせて
「中枢神経」と呼びます。
そして、中枢神経から体の隅々に
伸びている神経を「末梢神経」と
呼んでいます。
「中枢神経」と「末梢神経」。
この関係はいいでしょうか?
さて、ややこしい(?)のが
「末梢神経」なんですね。
末梢神経には、自分が意識できる神経と、
そうでない神経があります。
意識できる神経は「運動神経」と
「感覚神経」で、ふたつを合わせて
「体性神経系」と呼んでいます。
そして、意識できない神経が
「交感神経」と「副交感神経」のふたつ、
これを「自律神経」と呼んでいます。
自律神経は、勝手に動いてくれる(?)
んですね、「自律」ですから^^
さて、これをふまえて
問題の答えに参りますゾ^^
誤っているものを1つあげなさい、
という問題でした。
1 脳と神経は、体の内外の情報を
感受し、これに反応して行動するという
役割を果たしている。
………○です。
2 内臓や血管に分布する末梢神経を
自律神経といい、交感神経と副交感神経
に分けられる。
………これも○。
内臓や血管には、自律神経が働きます。
自分で意識しなくても、血管を勝手に
収縮させたり、腸を蠕動運動してくれる
から、いいんですね^^
「自律神経」-「交感神経」-「副交感神経」の
関係が整理しにくかったかもしれませんね。
交感神経は興奮させる神経、副交感神経は
落ち着ける神経ですね。
3 脳や脊髄にあるニューロンは中枢神経を
つくっており、身体の各部とは末梢神経で
つながっている。
………○です。
私、「ニューロン」という言葉がピンとこなくて、
とっちらかってしまったんですが、
「ニューロン」とは「神経細胞」とのことです。
ですから、神経細胞は脳や脊髄をつくる
細胞に間違いない、ということですね。
4 脳の右半球には言葉を理解する言語中枢があり、
左半球には空間的時間的関係を認識する役割がある。
………これが×でした。
言語中枢があるのは左半球、空間を認識するのは
右半球、と反対でした。
ということで、正解は4、でした^^
答えを寄せてくださった方、
ありがとうございます。
みなさん、いかがでしたか?