今朝、

長女がラジオ体操から帰ってくると、

ひざから血を流していました。



友達と鬼ごっこをしていて、

こけてすりむいたとのこと。



「アホだなあ」と言いながら、

にじんでくる血を拭き取るのを

ながめていました。



「ながめてるだけ?」

「処置してあげたら?」

お父さんにそういうことしてもらうのを

嫌がる年頃の娘なんですよ(笑)







さて、今日は仕事で病院へ行って、

足の傷の様子を見る機会がありました。



この方、

下肢の慢性動脈閉塞症という病気があり、

両足趾のところどころが壊死しています。

黒く炭化しているところや

そうならないまでも足趾の色が全体的に悪い。

子供がプールに浸かりすぎて

寒さで唇が紫色になってしまった、

あんな感じです。つまり、

足の血液の流れが悪いのです。



もともとは糖尿病があって、

喫煙の習慣もあるので、

血管にはとっても悪いです。



血管がダメになっているから、

十分な血液が隅々まで流れなくなって

その結果、足趾が壊死してしまった、

ということです。



潰瘍になってしまっているところも

ありました。

なかには骨が見えそうなところまで

深い傷になっているところもあって、

消毒のたびにしかめ面をされて、

見ているほうも力が入ってしまいました。



先生は「これから恐いのは感染。

骨髄炎とかになったら、切断しないと

いけなくなるかもしれないな」と、

あっさり言いました。



「先生、消毒でしみるのは嫌だけど、

足を落とすのはもっと嫌だなあ」と

その方は言いました。







病院の帰り、車を運転しながら

思ったことが「皮膚の大切さ」。



私たち、全身を何気なく皮膚で

覆っていますけど、日ごろ、あんまり

皮膚に感謝してないんじゃないか、

と思いました^^



この時期、「日焼けが嫌だわ」とか、

歳を召されている方は「シワが増えた」、

若者たちは「あら、ニキビが」みたいな

関心を皮膚に寄せてはいると思いますが、

「命に関わる」みたいな関心の寄せ方は、

普通の人たちはしないんじゃない?



皮膚には感覚受容器(触覚、温度、痛覚など)が

備わっていますが、それは外界からの刺激から

身を守るためなんだと、今日悟りました。



人間は、外界からやってくる細菌から

皮膚によって守られているんだ、と。

皮膚がなかったら、体の組織は

たちまち細菌にやられてしまって

命取りになるよ、っていう話です。



それだけ外の環境は苛烈で、

生物は皆、それと闘っている。

その最前線にいるのが皮膚です。



皮膚は外の刺激から身を守るだけでなく

内側の変化(体温調節など)にも

大きな役割を果たしています。



すごいぞ!皮膚。



私は今日からもっと皮膚に

感謝しようと思いました。







そんな思いで、長女のひざのケガにも

関わってやりたいのですが、

長女の皮膚にある触覚は、私に対して敏感に

察知して危険回避するわけです(苦笑)




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