「今、デイケアでは車イスで移動しているんですが、
歩かないほうがいいですか?」と、いよいよ
聞きたいところを質問しました。
「え、家では歩いているんでしょ」と
やや驚きぎみのDr.
「ちょっと、歩いてみようか」と
おばあさんの両手を引きました。
歩く様子をみてDr.は言いました。
「これくらい歩ければ大丈夫じゃないかなあ。
歩けなくしてしまうと、本当に歩けなく
なってしまうよ」
ありがとうございます!
その言葉を待っていました!
中には、歩けるのに「危ないからやめたほうが
いいんじゃない?」と言うDr.もいらっしゃいますが、
そうならなくてよかったぁ。
「緊張をほぐす薬を飲んでみますか。
効き方は分からないくらいおだやかだけど、
効く人もいるけど」
おばあさんは“うん”と、うなずきました。
「先生、ありがとうございます」と
診察室を出て行こうとすると、
後ろから、「それでいいですか?」と
声がしました。
おつきの看護師さんでした。
「さっき、足をほぐすことを聞いておられたけど、
それは聞かなくていいですか?」と
言ってくださいました。
私が遠慮しているのを察して
声をかけてくださったのでしょう。
「はいっ」と言って
すぐに先生のところに戻りました。
「そうだなあ。あのマッサージは熟練しないと
できないから…」
「じゃあ、“さする”という感じだったら
いいでしょうか」と看護師さん。
なかなか聞けない私のことを
気遣って言ってくれました。
ちょっと恐そうな看護師さんでしたが
実は優しい方でした。
「揉んだりはしないでください」
「はい、ありがとうございます」
Dr.と看護師さんに会釈して
診察室をあとにしました。
診察室を出たあと、娘さんから
「素人じゃ聞きにくいところを聞いて
もらって、本当に良かったです」と
お礼を言われてしまいました。
(私、ケアマネですから当然のことですよ)
と思ったのですが、「いえいえ」とだけ
返事させてもらって、その足で
デイケアに行き、診察の様子を
伝えさせてもらいました。
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