体のむくみのことを書きましたので、

今日は体の中にある水、体液のことを

書いてみます。


体液は水溶液です。

水溶液とは、水に物質が溶けている

水のことです。


たとえば、砂糖水や食塩水みたいなものです。


体液には何が溶けているかというと

ナトリウム、カリウムなどです。


これらの物質が一定の濃度で

なければ、人間は生きていくことが

できません。


だからナトリウムを多く摂ると

一定の濃度にするために水分を

たくさん溜めてしまうわけです。


この体液の成分って、太古、

生物が生まれた海の成分と

同じではないか、と言われています。


海の水はしょっぱいですが、

あのしょっぱさはナトリウムですね。


太古の海が体の中に存在しているわけですね。


いちばん初めの生物は単細胞生物で、

海のなかで生まれています。そのころのことは

よく分かりませんが、細胞の中と外は

ほとんど同じ成分だったのかもしれません。

なんかの拍子で細胞膜が現れて

その細胞膜で海水を包んだら、

それが単細胞生物、みたいな。


ところで、体液には細胞内液と細胞外液

があります。細胞外液とは、細胞の外にある

液体のことです。太古で言えば海ですね。

そして、細胞内液は、細胞膜で包んだ

海水だったわけです。


そして、おもしろいことに

この細胞内液と細胞外液とは、

ナトリウムとカリウムの塩分濃度が

違うそうです。


細胞外液にはナトリウムが多く、

細胞内液にはカリウムが多い。


ある生理学の本にこんなことが書いてありました。

このことがずいぶん私の頭の中に残っています。


「生物が生まれたころの海は、

カリウムが多い海だったのではないか。

それが、やがてナトリウムの濃度が

濃くなっていったのではないか」。


ナトリウムが多い細胞外液は、

太古の海の濃度。

カリウムが多い細胞内液は、

さらに昔の海の濃度。


これは仮説だそうで実証されてはいませんが、

理屈から考えれば、そう言えなくはない

ように思えます。


ちなみに、体液は今の海水よりも

だいぶ薄いようです。



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