今日はかかりつけ医の先生のところに
利用者さんの病気について
お話を聞きに伺いました。
心不全の利用者さんです。
ゼイゼイと息苦しさがあって
胸のレントゲンを撮ってみると
肺炎の所見がありました。
からだ全体がむくんで
肺にも水がたまっています。
陸上で暮らしていながら、
「溺れた」状態になっていました。
「これ、心臓も大きくなっているでしょ」
と先生は、心臓が大きくなっていることを
指摘しました。
左右の肺の端っこから端っこまで、と
心臓の端っこから端っこまで、を比較して、
心臓の幅が左右の肺の幅の50%以上あると
心臓が肥大している、ということになります。
「これが1か月前の良いときの心臓です」。
うーん、素人目にも心臓の大きさが
違うことがよく分かりました。
改めて不思議だな、って思ったんですが、
心臓って大きくなったり小さくなったり
するんですね。
からだがむくむ、ということは、
当然、血液の量も多くなりますから、
そのぶん心臓もパンパンになるわけです。
そうすると、収縮するのに力がたくさん
必要になるので、長いことその状態が続くと
心臓は疲れてしまうわけですね。
それが「心不全」という病気です。
心臓が疲れてポンプの役割がちゃんとできないと
血液の流れも悪くなっているはずです。
もちろん、腎臓に流れていく血液の量も
少なくなりますから、おしっこも作りにくくなって、
からだに水がたまる…、という悪循環なんでしょうね。
ですから、心不全には「利尿剤」を出して、
余分な水分はどんどんおしっこに出してしまって
血液の量を減らすわけですね。
そうなると、大きく膨らんでいた心臓が
次第に元の大きさに戻ってくる、という。
心臓って「水風船」みたいなものなのかな?^^
もうすぐ夏祭りの季節がやってきますが、
夜店の水ヨーヨーを見て「心臓みたい」
って思えたら、すごいですね(笑)
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