ケアマネの仕事というのは、

介護が必要な方とお会いして、

(リハビリしたら元気になるだろうな)

(ベッドを借りたら介護が楽になるだろうな)

(サークルが合いそうだから勧めてみようかな)

みたいなことを話し合いを通じて

その人が暮らしやすくなるお手伝い

をするんですが、最終的には

「自己決定」というものがあって、

こちらが良いと思っていても、

ご本人がそれを望まなければ、

そうならないことがたくさんあります。


(ご本人がそう望むんだから)と
もちろんこちらが譲るわけですが、
「悪くなっていかれる」、「大変な思いを
続けられている」となると、
見過ごせない気持ちになることもあります。


こちらはいろいろな方との出会いを通して
経験や知識を持っているつもりなんですが、
それを了解してくださるかどうか、
というのは別問題なんですね。




つまり、たくさんの経験を経て得た
「豊富な知識」を活かすには、

「そうか、よしわかった」と

相手に思ってもらう
「面接力・交渉力」が必要なわけです。 







この間からお世話になっている

ファイナンシャルプランナーさんは

「最終的にどんな保険に入るかは

田中さんが決めることです」と

言いました。



「田中さんがどんな人生を歩もうとされるか、
私が決めることはできません」。
「私ができることは、“将来こうなりそう”
ということをお伝えするだけです」。






ケアマネの立場ととても似ていると思いました。



実際、お話しをしていく中で
私の将来の姿をおぼろげながら
描くことができ、(このままではいかんな)
という気持ちが芽生えたのでした。








保険の話が終わって、私はプランナーさんに
「どうやってそういうスキルを身につけたんですか」
と聞きました。
プランナーさんはうれしそうに
「選択理論心理学を学んでみたらどうですか」と
おっしゃいました。






“選択理論心理学”、私は初めて聞いたんですが
昔は“現実療法”と呼んでいたらしいです。
選択理論心理学とは、人間は外的な動機で
行動するのは身にならない(叱られる、など)。
内的な動機(やる気、など)でしか行動できない
といったものだそうです。

その内発的動機を揺さぶる心理学、とでも

言いましょうか。




なるほど、これを学べば「相手が適切な選択をする」

ことを支援できるかなあ、と思いました。





決めるのはあくまでも本人。しかし、

決めることを横で支える役割を

ケアマネジャーは担っています。



それをよりスムーズにしてくれるのが、

選択理論心理学かもしれません。





選択理論心理学、ちょっと気合いを入れて

学んでみたいと思いました。








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