先日、急逝された男性のお悔やみに行ってきました。

いつ亡くなるか分からない、と医師から言われて

奥さんも覚悟はされていましたが、いざその日が

ほんとうに来ても、なんだか、実感が湧かないわ、

と言っておられました。




わずか30分ばかりの訪問でしたが、

今まで聞いたことのない話を

たくさん聞きました。


よく働いてくれるので、定年後も

重要な部署を任されておられたこと。

定年になってから新規事業を幾つも

立ち上げられていた、という話。


お酒が好きで、毎日のように

つきあいで飲み歩いていたそうで

その姿を見て、3人の息子たちは

(自分は飲まない)と決心したようだ、

という話。


一緒に戦地に行っていた仲間が

県内に10数名いて、元気な頃は

定期的に集まっていた、という話。

「もう2人ほどになりましたわ」と、

線香を上げに来てくれた仲間が

ポツリとこぼされた、とのこと。


などなど、奥さんはひとつひとつ思い出すように

話をされました。





これから何かと、いろんな場面で

ふとご主人のことが思い返される

ことになるのでしょう。


そのとき、誰かに話をしたくなっても

聞いてくれる人が居てくれると

とっても嬉しいと思います。


ご主人の思い出を共有できる人。

この奥さんにそういう人がいらっしゃるだろうか。

少し気になりました。



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